「全編血塗れの青春コメディに場内大喝采」ゾンビーワールドへようこそ よねさんの映画レビュー(感想・評価)
全編血塗れの青春コメディに場内大喝采
校内の嘲笑の的であるボーイスカウト部の3人組、熱血部員オージーとイマイチやる気のないカーターとベン。カーターは姉ケンドール達が参加する秘密のパーティにベンを誘うが、ベンは同じ夜のキャンプを抜けることに躊躇する。朝までにテントに戻ればいいと強引なカーターの誘いに、実はケンドールに密かに片思いしているベンは結局折れて下山するが、彼らが山に入っている間に街にゾンビウィルスが蔓延、次々とゾンビ達が彼らに襲い掛かる。
冒頭のツカミから場内大爆笑、ダッシュ全力疾走系ゾンビが走り回る阿鼻叫喚にゾンビ映画のお約束を全部ブチ込み、昭和末期の東映映画のような偏差値が著しく低い下ネタと結構気合の入ったグロテスクな特殊効果&CGでコッテリとデコレートされた爽やかな青春血塗れグラフィティ。スカウトのスキルでDIY武装したバカ3人組の雄姿に被さるのがあのバンドのアノ曲でギターリフが鳴った瞬間に場内大喝采でしたが、客電が点いた時前列に座っていた親子連れは無言でうなだれていました。
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