「良い意味で騙された」ハルチカ かさんの映画レビュー(感想・評価)
良い意味で騙された
今をときめくアイドル二人がハグをしたりバスの中で顔を近づけたりイヤホンを共有したり...そんな予告を見て、どうせありきたりな高校生の恋愛物なんだろうと思っていました。
私は学生ながら、こんなの絶対ありえないでしょ!というような学園恋愛物って少し苦手というか避けてしまう傾向があったんですよね。このハルチカも結局はそんな括りの映画だと思っていました。
しかし、青春の葛藤や痛みが吹奏楽の音に乗せて私の胸を締め付け、気づかないうちにスクリーンの中の世界にのめり込み感情移入をしていました。
言葉のない音楽や表情での語りでこちら側が考えさせられる部分が多く、あっという間間の上演時間でした。
爽やかでちょっぴり苦しい時間が演奏と共に颯爽と過ぎていくので、今はもっと見たい!の気持ちでいっぱいです。
もちろん幼なじみの信頼度はバツグンながらも少しもどかしい距離感にキュンさせられる部分はありますが、私のようにこの作品を誤解している人もいると思います!そこが勿体無いかなと(笑)
騙されたと思って一度見る価値はある作品だと思いました。
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