「タイトル的に尾崎豊のパクリかと思った最初」14の夜 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
タイトル的に尾崎豊のパクリかと思った最初
1987年を舞台に映画されていますが、映像的には(よく揃えて頑張っているのは分かりますが)やはり無理がありましたね。違和感あります。
パチンコ屋内部は、映しちゃいけません。そんな豪華なパチンコ台は在りません。
隣の女の人はそんなに髪つやつやしてません。昭和の染め方知ってんのか?状態。
ボンタン、ツータックの中坊がいない。
そんな借りた様な新品で潰されてもいない復刻マジソンバック映されても、、などなど
映像的には少し目をつぶるとして、内容に目を向けてもらいたい。
演出が昭和。下らない内容でも映画になっていた頃の昭和。
そんな雰囲気が滲み出ているこの映画に好感はもてた。
タカシ含むチョイ悪ガキ4人組には「グーニーズ」や「スタンドバイミー」の様な冒険心を駆り立てる懐かしさを見出せた。
しかし、やはりそこは日本の中坊。自分の町の中でしか冒険出来ていない。制限のある社会の中での冒険。
それが「よくしまる今日子」だっただけ。
町の外に出るのは一年後ですかね?盗んだバイクで?
後半思わぬ形になりますが、もう少し広い冒険内容があったら良かったのにと思いましたね。
1987年なら今以上の悪さなり、何なり出来たよ。
そこが表現されていない。いや出来ない。
また、それが箱庭的映画にしてしまう日本としないアメリカの違いかなとも思ったりした映画でした。
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