「砂漠の追いつ追われつに工夫のない退屈な作品」追撃者 徒然草枕さんの映画レビュー(感想・評価)
砂漠の追いつ追われつに工夫のない退屈な作品
ひと言でいえば砂漠を舞台にした人間狩りなのだが、いま一つ工夫が足りないのではないか。
砂漠ガイド兼保安官補の青年が、砂漠や岩山のあちこちにシェルターやサバイバルグッズを隠し持っているのはいいアイデアだ。灼熱の太陽と砂漠に焙られて、追撃する方もされる方も必死になりながら、追いつ追われつの関係が逆転したりするのを期待させるではないか。
ところが案外簡単にマイケル・ダグラスに発見されたりして、それ以上展開しない。結局はありきたりな結末と、それ以上にありきたりなオマケのラストでゲンナリさせられたのであった。
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