劇場公開日 2016年5月14日

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「こんな劇的にパンティを掴む映画初めて観た」HK 変態仮面 アブノーマル・クライシス つとみさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0こんな劇的にパンティを掴む映画初めて観た

2023年12月14日
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鑑賞方法:DVD/BD

変態仮面のまさかの続編をどうするか。その答えはパロディだった。

オープニングからマーベルシネマテイックユニバース風で一笑い。うん、変態仮面だってヒーローだからね。なかなかいいよ、変態だけどね。なんて思っていたら、中身は露骨なまでのスパイダーマン2のパロディで、かなり笑わせてもらった。トビー・マグワイヤ主演でサム・ライミ版のスパイダーマン2ね。これ絶対、事前に観ておいたほうが面白いと思うよ。

そして、変態仮面が本来持っているマインドも忘れちゃいない。変態とパンティとパンティとパンティ。
「みんなノーパンよ」「私のパンティを使って」「私が履けば使用済みのパンティになるわ」と、くらくらするほどワケわからん名言の数々。
更にパンティに手を伸ばす場面のダイナミックさとドラマチックさは比肩するものなし。
スパイダーマン✕パンティ=変態仮面というわけだ。

それなりの数のレビューを書いているけど、多分初めてパンティという単語を書いたよね。それほど衝撃的なアホらしさなんだけど、本当にすごいのは、この時もう、そこそこ売れ始めていた鈴木亮平がこの続編に出演してくれたことだよね。
ほとんど全裸で、キャプテンアメリカがアメリカのケツなら日本のケツを惜しみなく見せつけたよね。この男気と役者魂はもう惚れるしかないよね。

安田顕が違う役でまた出ちゃう荒業とか、清水富美加が微妙に気持ち入ってない感じとか、柳楽優弥がなんか楽しそうに演じてたこととか、他にも色々と面白かったけど、とりあえず人として星5をつけてはいけない気がするから星4にしておく。
だけど、あのアホな作品の続編としてはほとんど完璧なんじゃないかと真面目に思うよ。

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つとみ