劇場公開日 2016年5月21日

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「おかしくも切ない旅路。ホロッとする最期の迎え方。」君がくれたグッドライフ 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0おかしくも切ない旅路。ホロッとする最期の迎え方。

2016年6月9日
PCから投稿

泣ける

笑える

悲しい

【賛否両論チェック】
賛:最期の瞬間までを、苦楽を共にしてきた仲間達と過ごそうとする主人公と、葛藤しながらも彼を心から支えて送り出そうとする仲間達との絆に、感動させられる。コミカルな中にも、ホロッとさせられる。
否:先が見えてしまう展開はやや単調で、眠くなるかも。不謹慎なシーンも多いほか、ラブシーンもかなりあり。

 まず、気になるラブシーンが結構多めなので、あまりデートや家族で観るのには向かないかも知れません。
 自身の死期を悟り、仲間達との思い出を忘れまいと、最期の旅路も仲間達と過ごそうとするハンネス。一方、その事実を知ってしまい、旅の是非に思い悩みながらも、最期の瞬間まで彼を温かく見守ろうとする仲間達。彼らの熱い絆が、胸に響いてきます。
 ただ展開はやや淡々としているので、惹かれないと少し眠くなってしまうかも(笑)。“課題ゲーム”の内容も、やや不謹慎な感が否めません。
 それでも、非常に重いテーマを描いている中で、コミカルなシーンもありながら、最後にはホロッとさせられる、そんな感動的なロードムービーに仕上がっています。

映画コーディネーター・門倉カド