アフガン・レポートのレビュー・感想・評価
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ハートロッカー+127時間
最初に感じたのは、ハートロッカーの緊張感。
地雷原の閉塞感、一種の密室劇は127時間のようだ。
極限状態の中の極限状態。
ワンスアンドフォーエバーのような包囲された戦局は
常に状況が変化するため、逃げ道がなくても閉塞感がない。
ただしこれは地雷原という完全な密室である。
ラストもオペラのようで素晴らしい。
心が抉られる素晴らしい映画。
まさに絶望的。
アフガニスタンの地雷原で動けない、下手に助けも呼べない。
極限状態で瀕死の仲間を支えて懸命に助けを待つ兵士達のドラマ。
ノンフィクションなので壮大なラストを迎える、という事はないが
終始包まれる緊迫感は凄いものがあります。
軍医が医療道具の入った鞄を投げながら地雷原を探りその鞄の上にジャンプして負傷した仲間のもとへ行こうとするシーンは少し泣きそうになった。
助けて欲しいが、動けない。助けに来て貰っても、ヘリの爆風などで地雷が爆発するのが怖くて近づけない。
こんな事ってあるのか!地雷ってこんなに恐ろしいのか!
何が一番恐ろしいって、下半身だけが吹っ飛ぶけど、即死はしないんだね…
皆身体ちぎれてボロボロ状態で、日照りにさらされ消耗していく姿が本当に怖かった。
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