劇場公開日 2016年4月30日

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「ツッコミ無用。偏見に負けないオネエ達の爆笑大活躍!!」アタック・ナンバーハーフ・デラックス 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0ツッコミ無用。偏見に負けないオネエ達の爆笑大活躍!!

2016年5月21日
PCから投稿

笑える

楽しい

興奮

【賛否両論チェック】
賛:演者さん達のブッ飛んだ熱演や、CGや効果音を使いまくりの演出に、爆笑必至。油断していると、彼女達の熱い友情や、偏見にも挫けずに戦い続ける姿に、少しだけホロッとさせられる。
否:性的なセリフやオネエ同士のラブシーン等、どうしても抵抗がある人はいそう。

 「いやいや、純粋にスゴいガッツとパワーだなぁ・・・」
と、圧倒されてしまいました(笑)。偏見や差別にも負けることなく、自分達の道をひたすらまい進していく主人公達の姿は、笑いの中にも感動すら覚えます。
 でもそんな彼女達もまた、他人と同じように傷つき悩み、お互いにぶつかり合っていきます。その姿には、オネエである以上に1人1人の人間としての葛藤が垣間見られ、思わず考えさせられます。そこへ来て、オネエ特有の周囲の好奇の視線や、忌み嫌う人々の批判にさらされるとあって、その苦悩は察してあまりあるものがあり、油断しているとホロッとさせられてしまいます。
 CGや効果音を巧みに使った演出にも、思わず笑ってしまいます。細かいことはツッコまずに、彼女達の破竹の快進撃を痛快に楽しみたい、そんな作品です。

映画コーディネーター・門倉カド