チャーリング・クロス街84番地のレビュー・感想・評価
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洒落た話だと思う。がしかし。
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半分まで見て、今日は病院へ。
『PLAN75』間近のジイさんがいく所は、生きている限り病院しかない。介護保険まで払っているんだから、医者へ行かないと損。
動ける内はどんどん病院へ行くべき。
ストッキングを送られ女性達が喜んでいる。そのお礼をイングランド人の主人公が返信する。その直後に、同僚の老人が亡くなった事をあっさり話す場面がある。『ストッキング貰って、みんな大喜びです』と言ったあと、何一つ『ことわり』を入れず『しばらく病にふせっていたジョージマーチン氏が亡くなった』と続ける。『ところで』とか『しかし』と言った接続詞もない。これは明らかにイングランド人に対する『無骨さ』を表した表現と感じた。
また、こヘレーヌさんは本は好きでも『小説』は好みに合わない様で、彼女がドジャースの勝ち負けにこだわる理由がそこにあるような気がした。だから、本来なら
立派なハードカバーよりも、ドジャースの勝ちを報じたタブロイド紙のコレクターになるはずだが。
焚書は問題だが、この映画に登場する立派なハードカバーは、私にとっては、ただのゴミだ。何故なら、挿絵以外は理解が出来ないからた。少女終末旅行のユーリーと同じ。本が好きなチトのようには残念ながらなれない。
本は大事な物だと思うが、もっとも大事な事は味わう事の出来る時間なのだと思う。死んでしまってはどんな立派な本でも意味が無い。
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