チャーリング・クロス街84番地のレビュー・感想・評価
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ある意味「じれったい」
古書店店主と、それを買い求める脚本家。
この二人の、本の購入時のやり取りだけがメイン。
だからこそ、そこに想像力が掻き立てたれ。
時に誤解や嫉妬を生む。
今見るとそれが実に、焦ったいけど、新鮮!。
このタイムラグ、手紙だからこそ。
そこにちょっとだけ愛情はあったかもしれない。
だけどそれ以上に、本を愛する同志。
たまらんね。
店主役・アンソニー・ホプキンスの知的佇まいや。
妻役・ジュディー・ディンチの物憂げな表情。
これ見れただけでも👍。
随分前の映画。 卒業のアン・バンクロフトがこんな役もできるのね。ア...
随分前の映画。
卒業のアン・バンクロフトがこんな役もできるのね。アンソニー・ホプキンスは若くても、アンソニー・ホプキンス。
NYとロンドンの、本好き、というか、本の価値を理解しあえる人の、心の交流の物語。
手紙と、物のやり取りを通じた人間の繋がりはよいにゃ。
手紙を添えて、物を贈る、やりましょう♪
好きです
こんなに良い作品、1987年の映画なのにどうして今まで知らなかったんだろう?「評判はいいみたいだけどなんとなく見てない映画」は割とあるけど。
不思議なので調べてみたら、どうも当時日本では未公開だったようですね。なんてこった。
書簡のおもしろさ、戦後のニューヨークとロンドンそれぞれの雰囲気、主演2人の人間的な魅力。とってもよかったので後から中公文庫の原作も読みました。原作の雰囲気がそのまま映画になっているので映画を観返すように読めました。
本は好きだけど
古書店も好きだし、絶版本を見つける楽しさも共感出来る。
ニューヨークとロンドンの手紙のやり取りは楽しかった。文化の違いも興味深かったし。
ただ、大きな事件もなく(歴史的な大きな出来事はあったけど)淡々と進む内容が、やや退屈だった。
【本を心から愛する人達の、国境を越えた贈り物と絆。】
ー我が街から古書店が無くなって、久しい。(新古書店はあるが・・)
数年に一度は買取に来ていただき、私も又、良く足を運んだものだ。-
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舞台は第二次世界大戦後のニューヨーク。女流作家ヘレーヌは英国文学が好きだが、近くにはお気に入りの店がないようだ。
ある日、新聞の小さな広告に気になるモノがあり、試しにその店に本を注文する。店の名前は、マークス社。住所はロンドン、チャリングクロス街84番地。
■この作品の魅力的な所
・ニューヨークに住む売れない女流作家とロンドンの古書店主フランクとの”時差が発生してしまう、手紙の遣り取り”である。
ヘレーヌは気に入らない本が送られてくると、”歯に衣着せぬ手紙”をフランク(アンソニー・ホプキンス:気品漂う、イングリッシュ・ジェントルマンを見事に演じる。)に送る程、本に拘るひとだが、頻繁に缶詰などもマークス社の人達に送ったりもする。
二人の本を深く愛する姿や、優しい気質が非常に良く分かるのである。
・ニューヨークとロンドンという地理的距離が絶妙な事。又、当時ニューヨークでは物資が豊富だが、ロンドンは貧しかった事がさりげなく描かれている。
マークス社の人達がヘレーヌから送られてくる缶詰に喜ぶシーンは微笑ましい。
・20年以上手紙の交流を続ける二人だが、”色々あって”顔を合わせる事がなかった事。これが、ラストの数シーンに効いてくる。
<ヘレーヌがフランクに宛てた手紙に対しての返信が、妻ノーラ(ジュディ・デンチ)からだった事。その手紙に書かれていた事。(沁みます・・。)、そして、ヘレーヌが取った行動。
気品溢れる本好きには堪らない掌編である。>
本好きに贈る映画
ニューヨークの女性作家が古本を通販するためにロンドンの古書店にお手紙を送ったら文通みたいになった話。ゆるゆる流れる時が贅沢でたまんね〜な!戦前戦後の英国とアメリカの雰囲気を交互に味わえるお得感。
ロンドンとニューヨーク
ニューヨークに住む女性作家が、ロンドンの古書店にいろいろな本を頼む。
手紙のやり取りが思いやりにあふれていて、ウイットに富んだ話がとても楽しい。
ニューヨークはアン・バンクロフト、ロンドンはアンソニー・ホプキンスとジュディ・デンチ、お洒落な映画だ。
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