「バッド・チューニングと何ら変りがない」エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
バッド・チューニングと何ら変りがない
舞台は80年だけど70年代の名残りまんまなアメリカ映画の学園モノ定番で典型的な若者たち。
筋骨隆々でちょび髭でバカ丸出しでダサくてお世辞にも男前が皆無な連中が自己中心的で自信過剰でそれなりにモテる。
80年代はモロにハードコア・パンク全盛期で一般的では無いが個人的にはPUNKS側なので本作は観ていてダサくて共感も出来ないし自分が学生の時は関わらなかった人種であり彼等の行いは不愉快でもある。
一般的な若者だからこそ拘りが無いってかカントリーにカウボーイにもなるしPUNKのライブやアート系と何にでも参加できるのは流行り物には躊躇ナシに飛び込む的なスタイルも感じが悪い。
70年代や80年代のカルチャーが好きでもコイツらはコノ映画はその時代の普通な学生の青春時代を描いているだけで単純極まりない。
主人公は若かりしM・ディロンに似ていたが調子乗りな感じが好きになれない。
彼奴らがプロになれるとは思えないし"ハンカチ王子"も大学行くからプロでダメになってしまった理由が解る気がする映画に仕上がった!?
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