「お母さんの死を防ごうとしたら、地球滅亡の危機になっちゃった!!」ザ・フラッシュ 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
お母さんの死を防ごうとしたら、地球滅亡の危機になっちゃった!!
私的には「ジャスティス・リーグ」より数倍楽しめました。
エズラ・ミラーの魅力に依るところが大きい。
地上最速の男フラッシュが単独で主役のDCコミックスの映画。
スピードスケートのようなスタートダッシュと、
走る姿は一瞬サラブレッドに見える。
殆ど一人二役で、しかも若い自分とちょっと年上の自分。
しかもその二人のバリー・ミラーが助け合う「バディもの」
エズラ・ミラーってこんなに芸達者!!だったんだ。
この映画の成功と面白さの50%以上はエズラ・ミラー演じる
2人のフラッシュ/バリー・ミラーにある。
自信がなくて優柔不断な社会人バリーと、無鉄砲で
怖いもの知らずの若者バリー。
髪型も表情も違ってまるで別人みたいでした。
それと年を経るに従って魅力の増したセクシー・バットマンの
マイケル・キートン。
はじめではバッドマンはベン・アフレックで、バリーの雇い主。
ところがタイムリープしたら元祖バットマンのキートンに!!
このマイケル・キートンの渋さ。
やはり私目、なんと言ってもマイケル・キートンには愛着が
染み付いてるので、最高に嬉しい。
変わりなくそれ以上にチャーミングです。
バットマンスーツが巨大ではち切れそうなベン・アフレックより数倍
カッコ良いよ。
ゾッド将軍(マイケル・シャノン)に対抗出来ると言ったらスーパーマン。
何とスーパーガール(サッシャ・ガジェ)が登場。
なかなかやるじゃん!!
過去にスーパーマンだったジョージ・リーヴスのアーカイブ映像や、
ノン・クレジットで金髪ロン毛のニコラス・ケイジが出てきて、
(えーッ、ニコラスがスーパーマン?と思ったらティム・バートン作ので
主役だったが完成せずに中止になったんだって!!)
そんな遊び心もチラホラ。
(ジェイソン・モモア(アクアマン)には気づかなかったけど。)
おまけにまさかの、セクシーガイのG・Cまでワンシーン登場。
正にサービス満点!!
そもそも時系列がぐちゃぐちゃになって地球滅亡の危機を
招いちゃった原因。
それはバリーが、無実の罪で収監されている父親の罪を
晴らすためとには、母親が殺された10数年前に遡って、
殺人を防ぐしかないと思ったためだった。
(それにしても、トマト缶には泣けた)
そしたら前述の有様になって、フラッシュ/バリーの大活躍が見れた訳さ
エズラ・ミラーは色々な問題を抱えてる人らしいけれど、
この映画、アクションシーンもめちゃめちゃ派手でも盛り上がるし
DCコミックスのヒーロー映画として、楽しくテンポも良く
最高でした。
共感有り難うございます。
そうです。琥珀糖さんのタイトル通り、そもそもは母への一途な愛が始まり。それがとんでもない規模の危機を招く。そんな、物語の身勝手とも言える面白さ満載でしたね。にしても、あのバットマンの名乗りを真似したいです。