劇場公開日 2023年6月16日

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「DCの現状と今後の展望」ザ・フラッシュ ヒックス伍長さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0DCの現状と今後の展望

2023年7月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

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個人的には割と好きだったザック・スナイダー統治下におけるDCEUシリーズだが、昨今のDC作品にてその内部事情が次々と明らかになり、なんだかんだでDC勢の作品的評価がイマイチなのも、そもそもの基盤がガタガタだったということで納得せざるを得ない。
今作においても、ジャスティス・リーグからまともに登場しているのはベン・アフレックのバットマンとガル・ガドットのワンダーウーマンのみ。
レイ・フィッシャーのサイボーグ、ヘンリー・カヴィルのスーパーマンは、少なくとも物語の展開上では不在である。
特にヘンリー・カヴィルの契約問題においてはDCの新代表となるジェームズ・ガンの強権的な立て直しの一環によるところが大きいと思われるが、逆に言えば、それまでそれまで野放しされてきた数々の問題を、ジェームズ・ガンが後片付けをしているという、ある意味気の毒な仕事をさせられているとも言える。
そもそも主演のエズラ・ミラー自身も色々問題を抱えている1人。
今作においては、延期後、俳優の差し替えなくエズラ・ミラー本人で公開されたが、これも罪状の程度に関係なく、考えさせられる問題である。
このあたりの話に関しては、高橋ヨシキ+柳下毅一郎+てらさわホークのYouTubeチャンネル「BLACKHOLE」でのザ・フラッシュ批評が非常に面白くて分かりやすかった。

才能の有無と人間性とのバランスとは…?

ヒックス伍長