「これはサプライズ映画という新しいジャンルか!」ザ・フラッシュ snake666さんの映画レビュー(感想・評価)
これはサプライズ映画という新しいジャンルか!
これでもかと言わんばかりにサプライズ満載で、もはや本編の物語よりも印象に残り、サプライズ映画という新しいジャンルのものを見させられてるのかと思ってしまうほどだった。
MCUが「スパイダーマン ノーウェイホーム」でガッツリとサプライズをやってきたが、DCも負けてられるかと勝負をかけてきたのかはわからないが、そうであったとしても自分はそうした部分も含め、出された料理はどれも美味しくいただきとても楽しく鑑賞した。
そのサプライズであるが、まずはワンダーウーマンの登場(当然アノ曲もかかり)にテンション上がり、オールドファンにはたまらないクリストファーリーヴとヘレンスレイターのツーショットに涙し、ニコラスケイジ登場に声が出そうになり、ジョージクルーニー登場で笑い、ジェイソンモモア登場でもうお腹いっぱいだよって感じで、とにかく新しいジャンプスケアかよってくらい毎回びっくりだった。
そんなサプライズにより、物語が飛んじゃいそうではあったが、個人的にはまずはオープニングのプチジャスティスリーグ再結成は最高!
バットマンのバイクのガジェットがカッチョよすぎ。フラッシュによる「アンタッチャブル」の赤ちゃん救出劇の進化系も楽しめた。
マルチバースの描き方としてはMCUとは異なる独自のスタイルが好印象だった。気になるヴィランが実は自分だったというのはニクイ展開だなと。
そしてやはり今回何と言ってもマイケルキートンのバットマンが最高だった。クリスチャンベールでは絶対こうはならなかったろーし、キャスティングがとにかく絶妙だと思った。
最近のDC作品では毎回思う事だが、本作でもやはりアメコミヒーローものはこうあるべしというか、観客が見たかったのはこーいうやつだよなってのを改めて思わせてくれたし特に今回はそれが顕著に出ていて、鑑賞中はとてもハラハラドキドキワクワクが止まらなかった。
かつては勢いのあるMCUに比べDCは迷走している印象な時期もあったが、もはやそれは逆転しているのではとも感じた。
DCの安定感にはさらなる信頼をよせる事ができたかもしれない。
マーベルはスパイダーマンの儲けで天狗になっている感じがします。客の方を向いてない印象です。
二番煎じとはいえDCがマルチバースをやるのは今回が初なので丁寧に作っている印象を受けました。