「運命」ザ・フラッシュ にょむさんの映画レビュー(感想・評価)
運命
DC詳しくないんだけど、私的解釈で、マルチバースは理論としてあってこの映画内でも存在したけど、分岐して誕生した世界は結果的には滅びる
本来、母親が殺されていた筈の年から18歳のバリーのいる世界が消滅するまでの時間は約10年位?
当時のスーパーで母親が買い忘れた品物を買い忘れてなかった事にした結果、登場人物やバットマンの年齢まで変わったのは過去自体が単一ではないという事だし、更なる第三者の過去改竄の影響も疑わざるをえない
実際、18歳のバリーを悪魔にしたのは本編のバリーだが、悪魔のバリーがタイムパラドックスによって消滅しても、本編のバリーは消滅しなかった(分岐してるので)
そもそもバリーがマルチバースの事を全然理解してなかったのは、母親が殺されてなければバリーはフラッシュになってなかったかもしれないという可能性を思い付かなかった事から察する
興味深いのは、過去を変える事は出来ないから、死人を生き返らすのはダメだが、未来を変える改竄はできるという結末で、希望のあるエンディングになった
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(追記)(妄想)
元の時間に戻った時に、過去を変えようとした(一度は変えた)影響で、色々とまた人物配置の設定が変わってて戸惑うバリー
これ個人的に思うに、終盤に悪魔化するのは本来主役のバリーで、BTTFの最中に殴られて18歳のバリーの世界に落ちる時も、終盤3人の混戦を一瞬だけそこで描いててもいいし色々と理屈は整えられる
ムキになるのは本来のバリーの方がしっくりくる
どうしても母親を生き返らせたいのはバリーだし、それが無駄だと悟るのもバリーであった方が釈然とする
そして、今回の展開と同じで、途中で悪魔の自分に刺されて消失する(どっちみち行動原理からしてここだけ釈然としないので)
バリーの代わりに18才のバリーがあの時のスーパーに行って、母のカゴから商品を抜いて棚に戻す(事件や裁判の詳細はバリーから聞いた事にするから物語の結末は変わらない)
そして18才のバリーが"なりすまし"で生きていく
世界の異変は観客だけが気付けばいい
ラストの感動シーンは全部割愛されちゃいますけどね(^^;;
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