「ジャスティスリーグ観てから行きましょう」ザ・フラッシュ mfmf__さんの映画レビュー(感想・評価)
ジャスティスリーグ観てから行きましょう
今回の内容に関係する作品で事前に見ていたのは、ザック・スナイダー版ジャスティス・リーグとマン・オブ・スティール、バットマンvsスーパーマン、ワンダーウーマン2作ぐらい。
視聴前から、DCのごたごたとかスーパーマンをもうヘンリー・カヴィルを演じないこととかヘンリー・カヴィルに対する扱い、エズラ・ミラーの度々のお騒がせ騒動で心配してた。時間が余ってレビューが割と高評価なので見ることにした。
結果としてめちゃくちゃ良かった。ザック・スナイダー版ジャスティスリーグが4時間あるのを見ててよかったと心から思えた。期待値がかなり低めなのを考えてもかなりいい。フラッシュ単独の映画だけど、ジャスティスリーグありき。マルチバースものとは知らなかったけれども楽しめた。この映画の直前スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバースを見ておりマルチバースものは、ヒーローである葛藤の中に必ず付きまとう犠牲についてに焦点を当てているところが共通してた。フラッシュは事実を受け止め前に進むを選択する。でも、やっと救えた愛しい存在を目の前にいるのに諦めなければならない。なんて苦しいんだ。
バリーが母に教えられ、身を持って体感して時間軸の別の自分へも言う「答えが出ない問題もある」という台詞がとても心に残りました。人生ってそんなのばっかりだな…髪が長いバリーがなんとか救えるはずだって諦めずタイムループを繰り返すところが同じバリーとしても葛藤するよなって救いたいよねでもできないものはできないんだよとロングヘアバリーにやめようと言うところが本当は主人公バリーも諦めたくない気持ちもあるんだとわかって泣いた。
アクションシーンについてはちょっとうーんという感じ。フラッシュの走り方がなんか早く見えないけど、早すぎてそう見えたりダサい走り方しそうなキャラで片付くけど、スーパーガールと敵の戦闘シーンがなんだか前のスーパーマンと比べても軽いと言うかなんか足りなかった。バットマンは良かった。フラッシュの撮り方はザック・スナイダー版ジャスティスリーグが凄すぎたのか??
吹き替えについて、細谷さんのフラッシュとても合ってた。細谷さんのイメージは頼れるマッチョで優しい人だったけど、きょどるバリーがいて違和感が全く無かった。スーパーガールの橋本愛さんも素敵。
スーパーマンをもうヘンリー・カヴィルが演じることはもうないということが更に残念。一部のニュースでヘンリー・カヴィルの出演シーンカットとあったので撮ってるなら見せてくれよと喚きたくなるような…同じくカットされると聞いていたガル・ガドットのワンダーウーマンのシーンは少しあったので良かったかな。
昔演じられたバットマンが出てきて、元映画見とけば良かったと後悔。観ていたなら感激できたかも知れない。それでも、知らずともバットマンは相変わらずかっこいい。バットモービルもかっこいいし渋いブルース・ウェインが3人見れるとか最高だ。更にバットマンが好きになった。
DCが好きだからもっと頑張って欲しい。素晴らしいザ・フラッシュを作ってくれてありがとう。エズラ・ミラーはもっと素行注意してほしいまじで。