「素晴らしかった」AMY エイミー 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
素晴らしかった
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無名の歌の上手な女の子がスターになって死んで行くまでがホームビデオやスマホで記録されている時代のドキュメンタリーであることがまず衝撃的だった。
エイミー・ワインハウスは亡くなってから聴き始めて、死後すっかりファンになって、馴染み深い名曲がたくさん聴け、改めて素晴らしかった。彼女は、フェスより薄暗いホールやライブハウスの方がずっとしっくりくる。場末のスナック嬢の、ともすれば40代くらいの風格と退廃を感じさせる。
常にジャズを大事に思っていたのだが、それ以上に性質の悪い男とドラッグや自由を愛してしまっていて、リハビリを拒否する歌がヒットしているのだから、悲しいけど行きつくところに行きついてしまったように感じた。グラミー賞以上にドラッグに魅力を感じていたことがとても恐ろしかった。
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