「仕事を選ばないワイルドなドミニク・パーセルにある意味ツボった映画でした」ワイルド・マックス スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5仕事を選ばないワイルドなドミニク・パーセルにある意味ツボった映画でした

2016年10月2日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

寝られる

これは凄い、今までいろいろとタイトル詐欺な映画やジャケ写詐欺のDVDスルー映画を見てきましたが(←それはそれでどうなの?自分)、その中でもこれはある意味最上級にランクする映画でしたね。
ここまで中身が違うとは、参りました。
まあ「ワイルド・スピード・MAX」や「マッドマックス」レベルは当然ながら期待していませんでしたが、ジャケ写に映っている車は一台も出てこないし、武装したドミニク・パーセルは実際はアロハシャツ短パンでビーサンだったし、一体このジャケ写はどこで撮ったのか、まずそこが不思議でなりませんでしたよ。

紹介されていたあらすじ・設定もほぼ違うし、謳い文句も「最狂戦士誕生」「弱者は死すべし、生き残りたければ戦い続けろ」とか何の関係もない謳い文句だし、下手したら訴えられても不思議ではないレベルだったような・・・。
合っていたのは、ドミニク・パーセルが演じた人物の名前がマックスで、ワイルドと言えばある意味ワイルド(ただのスケベオヤジですが)だったことぐらいでしょうか。

しかしそのドミニク・パーセルが冒頭に顔を見せてから、それ以降ずっと出てこなくてイライラ、主演なのに出演時間30分ぐらいって・・・これも詐欺ですよねぇ、ドミニク・パーセル目当てかジャケ写に惹かれるぐらいしか見る要因はない映画なのに(苦笑)
ドミニク・パーセルのわずかなアクションシーンも激弱すぎてビックリ、製作も担当したドミニクは一体どこに向かおうとしているのでしょうか・・・でも、そんなドミニクが何だかんだで好きなんですよねぇ、そうじゃなかったらこんな映画見ませんからね。

それにしても、三分の二ぐらいはドミニクじゃない実質の主人公夫婦のイチャツキシーンだったのは、本当に退屈でした。
離婚危機にある夫婦が孤島で何故か理由もなくいい感じの関係に戻っていく様子なんて、この映画で誰も期待してないのにねぇ、延々1時間近くも・・・。
まあ島の住人スティーブン・ラングの存在感もあって、ゴロツキ含む三カップル三つ巴のサスペンス・アクションは、ドB級ながらほんのりとは楽しめましたが、最初の1時間を耐えるのがかなりキツかった映画でしたね。
それとサメね・・・あれは突っ込まずにはいられないでしょ・・・。

スペランカー