アイボーグのレビュー・感想・評価
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スカイネットもどき
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Crimson Wolfというノースカロライナの独立プロダクションがCATV向けに作ったB級SFテレビ映画。(予算は 3,700,000弗でターミネーターの1/10程度)
表向きはテロ対策としてカメラロボットが街を徘徊、衆人監視下に置かれる近未来、なんと喫煙で殺されるし近々カフェイン飲料も禁止になるというとんでも設定、黒幕はODIN(Optical Defense Intelligence Network)というコンピュータネットワーク、まるで「ターミネーター」のスカイネットのような設定、いくら情報操作や捏造映像で謀略をめぐらすとしても大統領までバーチャルリアリティ化という無理な話がまことしやかに進んでゆく。ロボットも球形、蜘蛛形、巨人系とおもちゃ箱状態、まあ予算の割には頑張ったのだろうが銃で始末できるのだから怖さもほどほど、国家乗っ取りという大風呂敷の割にDHS(Department of Homeland Security)というFBIのような組織の捜査官の周りでしか事件が描かれないのでスケール感が乏しいのが残念だし、敵の全貌も未解明、明らかにシリーズ化を意識した中途半端な終わり方なのでカタルシスに欠けている。低予算SFだとCGに凝れないのは分かるがシナリオは頭次第なのでもう少し練って欲しかった。
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