「邦題を考えた人、騙しのプロやな。」デス・ノート kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
邦題を考えた人、騙しのプロやな。
公開時の邦題がデス・ノートで、後にデッド・ノート。さすがに本家の方からクレームついたか、遠慮したのだろう。しかもタイトルそのものがネタバレ・・・
まずは勤務初日であるレイチェル(ミラ・ジョヴォヴィッチ似)の主人公が、車で人を撥ねた通称シーザーを署まで連行することになった。しかし、撥ねられた人がどこにもいない!ヘッドライトには血痕があるのに被害者はどこに行ったのやら・・・という謎めいたオープニング。
そして、勤務中にパトカー内でセックスしている不倫警官カップル。ホラー映画の定石として、こいつら最初に死ぬやろ!と思いきや、撥ねられた人を見つけてきたり、医者の家で凄惨な光景を発見したりするのだ。
巡査部長のわけわからぬ行動と、狂気の人格変貌。やられる側も全てカルマ、因果応報ということだったが、仕組んだのはやはりデスノートに名前を書かれたからなのか、そしてレイチェルの過去とか色々理解不能。グロシーンはあるものの、とりあえず警察署を破壊していく様子は既視感もあるし、ちょっと物足りない展開。
それよりもシーザーの罪は重いはずなのに、逃げる余地を与えたというのが納得できない。オカルトチックなSAWといったところか・・・
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