11:14のレビュー・感想・評価
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自宅で鑑賞。アメリカとカナダの合作で劇場未公開作。“バジー”役のH.スワンクが共同製作総指揮でも参加。G.マルクス監督(脚本も担当)の長篇デビュー作。Q.タランティーノの『パルプ・フィクション('94)』の様な作り──同じ時系列を別々の視点で描きつつ、徐々に交錯して行く物語。何気無い(大きく分けて)五つの各エピソードが組み合わさり全体像が判明しだす。“シェリー”のR.L.クック、肉感的だが強かで狡猾な役をこなしインパクト大。尺も短めな上、地味な印象の如何にも小品乍ら、反復して観たい一作。70/100点。
・それぞれのエピソードが絡みつつも辻褄が合う様に、画面内に別のエピソードの破片が仕組まれており、正に群盲象を評すと云う言い回しがピッタリな作品。またオープニングとエンディングが繋がっているのも特長的。
・鑑賞日:2011年11月13日(日)
戻る、戻る
流行の多角視点映画の。さすがに『バンテージ・ポイント』や『運命じゃない人』のようにアッと驚くような展開ではなく、凄惨な交通事故から徐々に過去に戻り、戻るにつれてばかばかしくなってくるような展開。
意外な人間関係だけが楽しめるというか、それしか主眼に置いてない。若者の暴走ぶりという点では、妊娠してしまったシェリーという女の子が一途なような描き方から徐々に派手な男関係が浮かび上がっていくこと。その中絶費用を稼ぐために安易に強盗する男。酒を飲んだり車から小便したりする若者。なんといっても二つの事件ともひき逃げしてしまうことか・・・
チンポがちょん切れてしまうギャグめいたネタがなかったら、とんでもなくつまらない映画だったろうなぁ。ボーリングの玉も生かされてないし・・・
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