ザ・ゲームのレビュー・感想・評価
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知らない番号から電話がかかってきたら・・・出る?出ない?どっち?
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原作の新田たつおといえば、「ビッグマグナム黒岩先生」や「静かなるドン」でベストセラーとなり、一流漫画家の仲間入り。個人的には初期作品の「怪人アッカーマン」や助清キャラが好きだった。いや、これも途中からはウルトラ兄弟ばかり出てくるので飽きてきたのですが・・・あぁ、なんて懐かしい。
この作品は入れ替わりムービーの一つなんだろうけど、脳と脊髄をそのまま入れ替えてしまうというキワモノ。男女の入れ替わりといったロマンチックなものじゃなく、どちらかと言えば顔をすり替える『フェイス/オフ』に近いか。さらに深刻なことに、金持ちの老人と貧乏美大生と、健康面でも恐怖が増してくる。
とにかくシン・ハギュンとピョン・ヒボンの演技力だけが秀でていて、その他細かな設定やプロット自体も残念だった。恋人ウナ役のイ・ウンソンが多部未華子を優しくした雰囲気だったし、なかなか気づかないところも不自然なところ。若さはね、やっぱり大切。金に目がくらんでビッグゲームに参加しちゃダメ。
実際には無理な話だけど、脊髄移植だけならありかなぁ。それに拒否反応は必ず起こるものだから、疑わないでキム博士に身を任せた老人もおかしい。脳だって老化するんだし、長くは生きられない。終盤にそのまま爺として詐欺を働き大逆転するのを期待してたけど、無茶苦茶になっちゃいました。面白いのは最終的にどっち?といった議論があるところだけ。まぁ、どっちにしろ二人とも早く死ぬよ、きっと。
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