「『蝿の王』ウィリアム・ゴールディング」ファイナル・ゲーム マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
『蝿の王』ウィリアム・ゴールディング
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ウィリアム・ゴールディングの
『蝿の王』
サバイバルなファンタジーではない。
人間の本性丸だしの争いを描いている。つまり、ウクライナとロシアの関係だ。
演出家の意図する所だと思うが、敵も味方も無く争いが始まる。そして、争わなくても良い争いを始める。生き残る為だったにも関わらずである。
最後の場面はまさに『蝿の王』である。安易すぎる結末の様だが、その争いが現代へ続くとして警鐘を鳴らしているのかもしれない。
B級テイスト満載の傑作になるかもしれない。しかし、ジュール・ベルヌへのオマージュも入れて、15人もキャラクターを登場させてしまった事と、サッカーのワールドカップの選手団等とあり得ない人物性格設定をしてしまって、話をややこしくてしてしまっている。大変に残念な映画である。
因みに、こう言った場合の『サバイバル方法』なんて考えることは無い。飛行機が墜落すれば全員死ぬ。
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