「シェイクスピアの、ということでせっかくなので鑑賞してみました。」マクベス(2015) 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
シェイクスピアの、ということでせっかくなので鑑賞してみました。
原作、よく知らずに鑑賞。なるほど、黒沢『蜘蛛巣城』の元ネタか。
結局、日本も西洋も、権力欲におぼれてしまう性は同じということか。
とにかく、腕っぷしはいいが浅慮なマクベスのだらしなさと、マクベス夫人の悪女っぷりが嫌になる。
正直、台詞がよくわからないのが多かった。「いいは汚い、汚いはいい(だったか?)」とか。暗喩や、哲学的なものや、おそらくキリスト教の故事になぞらえた示唆や。もうちょっとお勉強してから観なおせば、もっと違った感想になるのでしょう。とりあえず、今回は、良すぎはしないが不可でもない、感じ。
最後、いずれ王になるか、王の親になるかの少年が、霧の中に走り去る。悲劇は繰り返される、ということか?、そこが一番、ドキリとした。
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