「この風、この匂い、この肌ざわり」バーバリアンズ セルビアの若きまなざし 機動戦士・チャングムさんの映画レビュー(感想・評価)
この風、この匂い、この肌ざわり
「ディーパン」も、そうですが、目を反らしたい現実を、わざわざ映像化して、劇場公開する根性に、感動を覚えます。「最愛の大地」「サラエボの花」「神々と男たち」と観てきたので、セルビアが舞台と知って、足を運んだわけです。どちらかというと「This is イングランド」の系譜ですね。役者でなく、地元のワルガキ使うあたり、いいすっね。製作サイドの意思で、編集されまくったドキュメンタリーと違って、リアルにヒリついた空気を、醸してます。つまり、この風、この匂い、この肌ざわり、これぞ、グフふふふ…な作品です。想いを上手く伝えられなくて、悶々とした日々を、過ごしたことのある方なら、痛みを共有できるはず。嗚呼、生きるって、恥ずかしい、と、再認識できます。是非、お試しあれ。…って、わざわざ試したくも、ないですかね?。
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