グブラ

劇場公開日:

グブラ

解説

マレーシアの名匠ヤスミン・アフマド監督が、自身を投影した女性“オーキッド”を主人公に描いた3部作の第2作。前作「細い目」の数年後。広告業界のエリートと結婚したオーキッドは、父の入院をきっかけに夫の裏切りに気づく。一方、町の反対側にある低所得層が暮らす地域では、若いイスラム教聖職者とその妻が、近隣者の困難に向き合う。2組の夫婦の姿を通し、オーキッドの結婚生活の幸福と不幸を浮かび上がらせていく。マレーシア・アカデミー賞グランプリを受賞。「伝説の監督 ヤスミン・アフマド 没後10周年記念特集上映」(19年7月20日~8月23日、東京・シアター・イメージフォーラム)上映作品。

2005年製作/113分/マレーシア
原題または英題:Gubra
劇場公開日:2019年7月20日

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映画レビュー

5.0新しい出会いと愛。もう一つの希望と絶望。

2019年9月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

「細い目」の続編。少女オーキッドの三部作の二作目だか、この作品のみでも独立して鑑賞出来ます。

前作から数年後のオーキッドは、広告代理店社員と結婚していて、幸せそうだか、ある時、裏切りに気づく。

オーキッドが語るマレーシアへの想いは、おそらく監督自身の気持ちなのでは?

並行して低所得者地域のイスラム司祭夫婦と娼婦姉妹の悲しいエピソードも語られる。

特に妹の希望からの落とされかた・・

2つのメインエピソードが並行して描かれるが、登場人物は交わらない。

前作「細い目」の家族がそのまま登場して、オーキッドは、亡き彼の兄に少しずつ惹かれてゆく。

いくつかの新しい出会いと絶望と和解が並行して描かれる。前作もそうだか、暴力の影もさらりと描く、辛口なところにも唸る。

今作は英語と中国語の字幕が表示されるプリントで上映されていて、複数言語のマレーシアをさらに感じさせてくれる。

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