「後妻業って一体なんのことにゃん」後妻業の女 Kjさんの映画レビュー(感想・評価)
後妻業って一体なんのことにゃん
確かにそう言ってる。もはや関西弁を通り越した大竹しのぶの妖怪訛り。ヌードの夜/愛は惜しみなく奪うでの怪演が記憶に残るが、これもまた大竹ワールド。トヨエツの関西弁は抑揚がきつすぎて、違和感もあるが、転んでもただでは起きない妖怪。笑える。鶴瓶は「布袋さんがぬらりひょんになった」。ここに生きる者、皆、もののけ。
大作でもなければ芸術作品というわけでもない本作にこれだけの役者陣が集結したのが不思議。いずれも好演。演出や撮影といった点でチープ感が否めず、特に音楽は違和感だらけだが、あえてB級っぽく仕上げたのでは?バター臭いが、「それがええのよ」と開き直りそう。確かに最後まで楽しませてくれる一本。
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