劇場公開日 2016年8月27日

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「酷い話なのに笑えるエンタメ作品」後妻業の女 星のナターシャさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0酷い話なのに笑えるエンタメ作品

2016年9月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

他の方も書かれてる様にシニア世代が「団地」を上回る勢いで多い多い!
映画館は久し振り!と話す人もいてそれだけでこの映画は大成功!
映画好きとしては色々突っ込みどころはあるのだけど、
兎に角、映画鑑賞人口が増えないと、良い映画は作られ無いんだから
この映画の様な80点位の充分楽しい映画は大事なんだよ!
やってる事は酷い話なんだけど、それでも
滅多に映画館には行けないから外れは引きたく無い方や、
お伽話として笑える映画が観たい人には是非お勧めです。

酷い女である小夜子がなんと無く哀しい女に描かれていて
あの男の嘘に、嬉しそうに騙される様子や
「竿師」に失望する様が、切ないなあ〜

でも、月に10本程度、映画館で観る中途半端な映画好きとしては
いくら事件が解決したからって、
親が殺されたかもしれない娘があんなにスッキリ
物事を納得しちゃうのは、ちょっと無いよな〜と思う。
そこはちょっとぬるく感じた。

役者的には尾野真千子!
大学教授の娘としてギリギリ品を残した立ち回りで
下町のヤンキーでは無いところを上手く演じてたと思うなあ〜。

全体に充分面白い映画でした!

星のナターシャ