「「黄昏のビギン」と「Do you wanna dance」」後妻業の女 M・Iwaさんの映画レビュー(感想・評価)
「黄昏のビギン」と「Do you wanna dance」
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「後妻業の女」というタイトルと大竹しのぶで大体想像は付いていた。観たらそれを上回っていた。大竹は言わずもがな、トヨエツも良い。この二人のキャスティングでこの映画は決まった。脇やちょい役にもキャラの立つくせ者役者を揃えて小悪党の大競演、楽しめた。
何より音楽が良かった。ギターのバンド音楽、でもロックじゃない。ブルースやジャズ系。この劇伴がコテコテを洗練されたものにしている。セミアコのピッキングが画面にスピード感をあたえる。さらに大竹がアカペラで口ずさむ「黄昏のビギン」、秀逸。「Do you wanna dance」(ベット・ミドラー)、これが大竹が死んだ(らしい)ところに流れた時は鳥肌もの。コントラプンクトとは正にこのこと。既成曲の使い方、出色!
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