「タイの伝統的な灯籠飛ばし」変態島 kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
タイの伝統的な灯籠飛ばし
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小学校を寄贈したりしていた篤志家をミャンマーへの密入国に手引きした男タクシン・ガオを捜そうとするのだが、その売春組織の男は見つからず、怪しげな男に大金を払ってミャンマーへと連れていってもらおうとする夫妻であった。怪しげな男に案内されるまま、ある島へと到達したが、そこで男はタクシン・ガオの部下たちに惨殺される。
新たにガオの案内によって息子を探すことになる夫妻だったが、夫は息子の生存は諦めてしまい、逆に妻ジャンヌは幻想を見るまでになる。徐々に幻覚に溺れてゆく二人。そして現地の子供たちにいたぶられる・・・
原題のヴィンヤンとは彷徨える魂とでもいうべきか。その魂を死者の国に帰す意味を込めた、タイの伝統的な灯籠飛ばし(コムローイ)が幻想的だ。そして赤や白で顔を塗りたくった少年たちの不気味さ。最後にはガオも落とし穴に落ちて埋められるし、ポールは少年たちに串刺しにされ、内臓を食べられていた・・・さらに、狂気に満ちたジャンヌは少年たちによって泥まみれにされていたぞ!どんな展開なんや、これは・・・
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