ホコリと幻想のレビュー・感想・評価
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旭川市の全力支援か
エンドロールが一番面白かった。作品としては可もなく不可もない。作成したモニュメントは結局写さなかったのが残念だが仕方ないだろう。 洋画ならモニュメントで首吊っていたりして、狂った話か重い話になりそうとか思ってしまった。あれだけ旭川市の協力受けていたらそういうわけには行かないですね。
主人公が20代の設定ならともかく30過ぎの設定であれでは感情移入は到底できず、田舎の人は能天気だなと見ていました。結局最後まで自分のことしか考えないクズっぷり、埃と虚像ですか、タイトルに偽り無し。
ラストの雪虫と爆笑は意味不明で不要。
役者さんも良かったのではないか。
登場人物の誰に感情移入するかで見方が変わる作品
この映画を2回見たが、ダメ男松野に感情移入した初回と、友達の森や原田に感情移入した2回目では、見終わったあとに残る感覚が明らかに違った。
旭川市を舞台にしたことは、旭川人にとっては誇らしいことで、春の汚らしい時期を選んだのも、この映画の要素の一部だと思う。
監督は舞台挨拶で、賛否は構わないと言っていたが、この作品は2回3回見ることで監督が伝えたかった世界観、松野の孤独感、同級生の地元愛がわかるのではないかと感じた。
難しい映画ではあるが、興行や動員を意識した派手な映画ではない分、とても考えさせらるジワジワと染みる作品であった。
もう一回、劇場で見て違う感覚を味わってみたいと思う。
予想以上にガツンきた
旭川にて鑑賞。
監督が旭川出身とのことで
ポスターの印象から、正直あまり期待せずに入りました。
はじめは暗い画ばかりで、その中で妙にはしゃぐ松野が痛くて、、目も当てられず。ただ地元の見慣れた景色が、映画になっているのはちょっと面白く、そこばかりに気をとられていました。
しかし中盤になるにつれ、松野の孤独、周囲の不安の増幅が旭川の暗い映像にマッチしており、のめり込みました。(東京に一瞬だけ上京していた自分と重なる部分もあり。。)
見終わったあと、じわじわと苦しくなる映画でなんだか良い意味でずっしり。地元の景色をこんな形でたのしめて予想以上に満足でした。
大人むけ
ドカンと派手だったり泣いたりする映画じゃない。昨今の作品は歌も入って盛り上がるけど、言葉の多い歌は邪魔になる、そんな作品。
年代と境遇的にも近いものがあり、主人公の同級生(恋愛)目線で観てしまい、主人公にはイラッと…。
主演は戸次さんがハマり役(従来のイメージではないので見ないとわからないかも)
・・・
初っ端からうるさくてゲンナリ。
こんな主人公には近づきたくない。
いくら旭川が田舎と言っても、東京のクリエイターごとき肩書で惑わされたりはしない。ましてや木工の街、家具の街なので・・・
行きつけの居酒屋のマスターが出てきたのにはびっくりではあった。またJR富良野線がいくらか前の映像なのでちょっと懐かしい。
地元民だと撮影場所がある程度分かるので、走っている先がずいぶん遠くだな、とか、旭川空港からどんだけ回り道しているんだ?などと余計なことを考えてしまうが、作品の構成としては悪くない。
映像的にはハンディカメラ?の手振れが気になる場面がちらほらとあり、船酔いみたいな気分に。流行なのかもしれないが、必然性がないところはぶらさず撮影してほしい。
室内光線などは実在感があって良かったように思う。
旭川としては一番パッとしない3月頃の風景は作品全体のできとしても良くマッチすると言うべきか?
正直、制作意図が良く分からなかった。
仕事はちゃんと完遂しましょうということくらいか。
エンドロール、勤め先の名前があってまたビックリ。
地元民は一応、見ておきましょう。
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