ホコリと幻想のレビュー・感想・評価
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旭川市の全力支援か
登場人物の誰に感情移入するかで見方が変わる作品
この映画を2回見たが、ダメ男松野に感情移入した初回と、友達の森や原田に感情移入した2回目では、見終わったあとに残る感覚が明らかに違った。
旭川市を舞台にしたことは、旭川人にとっては誇らしいことで、春の汚らしい時期を選んだのも、この映画の要素の一部だと思う。
監督は舞台挨拶で、賛否は構わないと言っていたが、この作品は2回3回見ることで監督が伝えたかった世界観、松野の孤独感、同級生の地元愛がわかるのではないかと感じた。
難しい映画ではあるが、興行や動員を意識した派手な映画ではない分、とても考えさせらるジワジワと染みる作品であった。
もう一回、劇場で見て違う感覚を味わってみたいと思う。
予想以上にガツンきた
大人むけ
・・・
初っ端からうるさくてゲンナリ。
こんな主人公には近づきたくない。
いくら旭川が田舎と言っても、東京のクリエイターごとき肩書で惑わされたりはしない。ましてや木工の街、家具の街なので・・・
行きつけの居酒屋のマスターが出てきたのにはびっくりではあった。またJR富良野線がいくらか前の映像なのでちょっと懐かしい。
地元民だと撮影場所がある程度分かるので、走っている先がずいぶん遠くだな、とか、旭川空港からどんだけ回り道しているんだ?などと余計なことを考えてしまうが、作品の構成としては悪くない。
映像的にはハンディカメラ?の手振れが気になる場面がちらほらとあり、船酔いみたいな気分に。流行なのかもしれないが、必然性がないところはぶらさず撮影してほしい。
室内光線などは実在感があって良かったように思う。
旭川としては一番パッとしない3月頃の風景は作品全体のできとしても良くマッチすると言うべきか?
正直、制作意図が良く分からなかった。
仕事はちゃんと完遂しましょうということくらいか。
エンドロール、勤め先の名前があってまたビックリ。
地元民は一応、見ておきましょう。
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