「また歩き出す」ホコリと幻想 はむすなげっしもくさんの映画レビュー(感想・評価)
また歩き出す
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本日見てきました、年齢層は高め。ご夫婦が多かったかな。
才能の無さを背負いながら雪解けの故郷に帰って来る。同級生にあったとたんに学生時代そのままのテンションで自分を持ち上げることしか出来ず、虚栄をはり みなを巻き込んで行く姿は 孤独と絶望と諦めと・・見ていて苦しくなる。でも最後に彼を救ったのは家具職人だった父親から受け継いだ物だった。
最後にモニュメント=今までの自分自身をぶちこわし 「もう帰らねえよ」ようやく青春から抜け出した自分と向き会えることが出来た時 また1人で、でも今度はみなの応援の気持ちを背負って歩いていく。そして雪虫は みなの応援といつまでも続く友情の印だと思いました。
旭川の映像はとても美しかった。冬の終わりでクリアな光の無い場面
ばかりでしたが 主人公の気持ちとあいまってとてもよかった。
映像がハンディカムでゆらゆらしているのは ちょっと・・
細かいカット割りが多かった感じで つながりが今ひとつな感も
ありました。そして若い方は中々理解できないかもしれないです。
難しく 繊細な映画でした。そして昼間見るのはテンション下がりまくります。夜をおすすめします。
エンドロールがめっちゃ地元で笑ってしまいました。
こんなに地元にこだわった映画って かつて無かったと思います。
この次も楽しみにしたいと思います。
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