劇場公開日 2015年9月26日

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「登場人物の誰に感情移入するかで見方が変わる作品」ホコリと幻想 ギュンターさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0登場人物の誰に感情移入するかで見方が変わる作品

2015年9月26日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

この映画を2回見たが、ダメ男松野に感情移入した初回と、友達の森や原田に感情移入した2回目では、見終わったあとに残る感覚が明らかに違った。
旭川市を舞台にしたことは、旭川人にとっては誇らしいことで、春の汚らしい時期を選んだのも、この映画の要素の一部だと思う。
監督は舞台挨拶で、賛否は構わないと言っていたが、この作品は2回3回見ることで監督が伝えたかった世界観、松野の孤独感、同級生の地元愛がわかるのではないかと感じた。
難しい映画ではあるが、興行や動員を意識した派手な映画ではない分、とても考えさせらるジワジワと染みる作品であった。
もう一回、劇場で見て違う感覚を味わってみたいと思う。

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ギュンター