「イランの夜の街を徘徊するヴァンパイア」ザ・ヴァンパイア 残酷な牙を持つ少女 maduさんの映画レビュー(感想・評価)
イランの夜の街を徘徊するヴァンパイア
イランの夜の街を徘徊するヴァンパイアのビジュアルが良すぎる。
ジャームッシュの映像よりコントラストを強くしたようなグッドルッキングと、浮遊感のある話運びと程よいチープさのあるバイオレンスがどストライクに好み。
スタイリッシュジャンルものでミニシアター系〜これは好き。
イライジャのスペクタービジョン制作の映画はやっぱり良い意味で安っぽさがあるけど、作家性もある感じ。
今年観た「聖地には蜘蛛が巣を張る」も同様にイランが舞台で娼婦が出てくる話。ジャンルもテイストも全然違うけど、今まであまり観てこなかったイラン系の映画が観れるようになったのが面白い。
聖地には〜は、実際に起こった事件を元にイランの現在の闇を描いていて、ザ ・ヴァンパイア非現実的な女性が架空の街の闇からイランを眺めていてそこに少しのロマンスがある。どちらも物語の真ん中にいるのは女性達。
モナリザ〜の公開もあるしこれからアナ・リリ・アミリプール監督のこれからが楽しみ。
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