「ペニーワイズの正体は…」IT イット だいふくさんの映画レビュー(感想・評価)
ペニーワイズの正体は…
クリックして本文を読む
物語の展開は実に面白く、前編の幼少時代と後編の大人になってからの話が良い感じに絡んでいるのが見事な構成ですし、幼少時代の伏線もちゃんと回収してくれます。なんともスティーブン・キングらしい作りだなっと感じました。
大人となったばかりに純粋さを失いつつあるなかで、ようやく仲間の絆を思い出しペニーワイズ退治に向かう瞬間は、ここからどんな面白い展開が繰り広げられるか!と期待に膨らんだものです。
そして、ついに、ついに、ついに!!!
ペニーワイズの正体が!!!
えっ!ん?ん?
どれだけの方がペニーワイズの実態の姿を見て目が点になったことか。あれだけの恐怖で得体のしれないピエロの恐怖から、締めくくりがなんで作り物感満載の化け蜘蛛ですか…。ここまで盛り上げてきた恐怖が最後で一気に冷めてしまうような。しかもあれだけピエロが凄かったのに化け蜘蛛が弱いのなんのって。
ラストにも違和感。ルーザーズクラブのリーダーであるビルと何故か無駄に出しゃばってきてしまって、ペニーワイズの餌食になってしまった奥さんとの感動的なシーンで終わります。まさに感動のまた感動のシーンでございます。
・・・ん!?
いや待って。違うって!奥さんってほとんど物語関係ないじゃない。そうじゃなくて、ラストはルーザーズクラブ達の感動で終わらせないの!?って思いながら何だか違和感ありまくりでエンドロールを見ることに。。。
まぁ、こういうところも含めて、キング原作映画は好きです!
コメントする