「荒野も砂漠も。」涙するまで、生きる ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
荒野も砂漠も。
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久々のヴィゴ鑑賞!やはりカッコいい。荒野も砂漠もよく似合う。
しかも俗世を捨てた男だ。小学校の中年教師?あり得ねぇ~ぞと
思いつつも、彼が子供達を優しく愛でる様子にますますの熱視線。
何をやっても画になる男は孤独世界が充実している。殺人容疑で
搬送されてきたアラブ人モハメドを裁判にかけるべく町まで連行
するよう仰せつかる元軍人の教師ダリュ。道中で語られる真相と
過去において二人の間に固い絆が芽生え始める。フランス人でも
アルジェリア人でもない差別や偏見からの不条理が往々に描かれ、
この邦題の意味を問う。運命を生きる方向へ導いた心情が伝わる。
(原作者カミュ自らの葛藤が投影された作品。モハメド役も名演)
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