幸せをつかむ歌のレビュー・感想・評価
全42件中、1~20件目を表示
【”これが私が生きる道。”今作はロッカーになるために夫、子を捨てた女が、娘の鬱病、息子の結婚に対し、母として彼女なりの愛情を歌で示したロックンロールヒューマンドラマである。】
■ミュージシャンになる夢を追って家族を捨てたリンダ(メリル・ストリープ)は、バンド”ザ・フラッシュ”を組みライブハウスで演奏しながら、昼はスーパーのレジ打ちをしながら生活を送っていた。
ある日、元夫ピート(ケヴィン・クライン)から「離婚した娘ジュリー(メイミー・ガマー)を元気付けてやってほしい」と連絡を受けた彼女は、娘の元へ駆け付けるが、彼女を迎えた娘や息子二人は幼き自分達を捨てた母に冷たい態度を取るのであった。
◆感想<Caution!内容に触れているかな?>
・私は、映画を観ている時に、思い入れの或る好きな曲が、映画館で大音量で流れると、物凄く盛り上がる変な癖がある。
最近で言えば、「遠い山なみの光」の序盤で、"New Order"の初期名曲「ceremony」が流れた際や、翌日に観た「バード ここから羽ばたく」を観た時に登場人物が声を揃えて歌った”Coldplay"のコレマタ初期名曲「yellow」が流れた時は、思わず脳内で盛り上がり、ググっと映画にのめり込んで行くのである。
音楽の力だと思う。
・今作でも、家庭をロックスターになるために、若い時に捨てたリンダに対し、家族はよそよそしい。それはそうだろう。
だが、今作では精神を病んだ娘ジュリーは、父のいう事は聞かなくても、長い間離れ離れになっていた実母の言葉は聞き入れ、身だしなみを整えるのである。
母親の力だと思う。
・そして、息子ジュシュ(セバスチャン・スタン)の結婚式に、彼女は恋人グレッグ(ナント!リック・スプリングフィールド!)と、バンド”ザ・フラッシュ”と共に出席し、ゲイの息子のパートナーには偏見なく挨拶してから、可なり心配そうな家族の視線を浴びながらも、ステージに立ち、スプリングスティーンの”My Love Will Not Let You Down"を歌い上げるのである。
その曲に乗って、新婦と踊るグレッグの嬉しそうな姿。
その後も繰り出されるナンバーに合わせ、会場の人達は笑顔で踊り始めるのである。
■それにしても、メリル・ストリープのロックシンガーの如き、歌声は凄い。彼の大女優は様々な声色を使い分け、訛りも使い分ける方であるが、今作のラストのステージシーンは圧巻である。正に”これが私が生きる道。”なのである。
<今作は、ロッカーになるために夫、子を捨てた女が、娘の鬱病、息子の結婚に対し、母として彼女なりの愛情を歌で示したロックンロールヒューマンドラマなのである。>
66歳になるというのに、ギターを弾きながら歌うメリル・ストリープ。もう一人のギタリスト、グレッグはリック・スプリングフィールドだ!
リッキー=リンダが夫の大邸宅へとやってきたと聞き、息子のジョシュとアダムもやってくる。自殺未遂も経験したジュリー(ガマ―:ストリープの娘)は暗い顔をしたままで、ジョシュ(セバスチャン・スタン)の婚約者にも当たるほど。レストランで会食するも喧々諤々だ。
破産してカードも持たないリッキーはスーパーのレジ打ちのパートタイマーもしている。やはり久しぶりの家族だったことで、リッキーとピート(クライン)でジュリーの元夫家族を罵倒したりもする。一時の幸せを感じるもののピートの現妻モーリーンが帰ってきて、また沈黙。再び音楽の世界に没頭するリッキーだった。
そんな時、ジョシュから結婚式の招待状が届く。だけど金がない。飛行機代もドレス代もないのだ。そこでグレッグが愛器ギブソンを売ってしまったのだ。そしていざ結婚式へ。リッキーのスピーチは早々と終わり、そしてバンドを引き連れての祝福♪
大したことないストーリーなのだが、70近いストリープがギターと歌を練習して取り組んだこの映画。ファンキーで破天荒な生き方だが、子どもたちに最大のプレゼントを与えられることができたことで涙が止まらなくなる。
【2017年視聴】
母親失格!
母親失格
これなら毎晩飲みに行くね。
「Drift Away」オリジナルの様だ。
「My Love Will Not Let You Down」
「Cold One」
最後のライブ最高!
デスコテック想い出した。
踊りゃな損そん♥
家族と自分の幸せへ捧ぐ歌
この歳になってもパンクな格好でロックを歌う。
そんな役でもこなしてしまうのがメリル・ストリープの凄い所。
が、演じたリンダ。通称“リッキー”。ロック歌手として成功を収め、順風満帆とは程遠い。
週末のライブハウスで歌う程度。普段は専らスーパーでレジ打ちのパート。生活は困窮。
ロック歌手になる為に家族を捨てた過去あり。
夢破れ、いい歳して人生どん底…。
そんな彼女に思わぬ連絡。元夫ピートから。二人の実娘ジュリーが離婚で精神不安定に。現妻は親の介護で実家を離れられず、男親では手に負えない。困って困って、手を貸して欲しい。
かくして久しぶりに一度は捨てた家族と再会するのだが…。
元妻に協力を乞う元夫も元夫だが、親らしい事を何一つしてこなかったリッキーには荷が重すぎる。
とは言え、元は家族。心配して力になろうとするのだが…。
案の定娘は断固拒絶。リッキーもいざ対すると優しい親の振る舞いは出来ず。
息子らも呼んで久々に“元”家族が集ったディナーもぎくしゃく。今度結婚する息子の式には招待されず。と言うか、今初めて知った。
そのパンクな格好も今更母親面も完全なる場違い。戻ってきたのも自分がバカだった…?
ある時、ジュリーの元夫とばったり出くわす。ジュリーがまた精神不安定になる中、ピートと二人で娘に代わってガツン!と言ってやる。
ピートともその後ちょっといい雰囲気に…。
あんなにぎくしゃくしてたのに、家族って分からないもんだ。
リッキーはこの時、再び妻/母として何かを期待したのかな…?
その期待は脆くも崩れる。ピートの現妻が戻ってきた。
自分とは違う良妻賢母。意気消沈から言い合いになり、去る…。
しかしその直後、現妻から謝罪の連絡があり、息子の結婚式への招待。
行ける訳がない。が、バンドメンバーで現恋人の背中押しで。
式に出席するも、周囲の視線がチクチク。
それでもリッキーは家族へ、自分だけにしか歌えない歌を歌う。
オスカー監督ジョナサン・デミ(本作が遺作)とオスカー名女優メリルのコンビながら、話も作品自体も至って平凡。
ちょっとご都合主義な気もする。(脚本もオスカー脚本家ディアブロ・コーディだ)
でも、ぎくしゃくや絶たれたと思われた関係からの和解、受け入れ、交流はハートフルだ。
メリルの歌唱力(『マンマ・ミーア!』の時よりいい)やギター演奏はさすが。
ジュリー役はメリルの実娘メイミー・ガマー。魅力的かどうかはさておき、妙なリアリティー。
クライマックスの歌は高揚感満点。
家族と自分の幸せへ捧ぐ歌。
面白かったですね
メリルはハスキー
何度か見れる
メリル、凄い!
メリル・ストリープ母子が母子役で出演
マリワナで和解出来る親子
最初にステージで歌った時には同市余暇と思ったが、リビングの弾き語りは良かった。
手首にぐるぐる背中に星条旗の入れ墨
メリルストリープに レディーガガにピンクを歌わせる
最後に歌で締めるのでこの邦題か、納得。
special thanks にニールヤングの名前が
ギターを教えたとか
ちょっとどうなか
メリル・ストリープ様あっぱれ
全42件中、1~20件目を表示










