ダム・キーパーのレビュー・感想・評価
全12件を表示
ショートフィルムの素晴らしさ
油絵で描かれたノスタルジックなショートアニメーション
20分にみたない映像の中でほぼ無声であるにも関わらず社会的なメッセージがギュッと詰め込まれている
それでいて詰め込みすぎという印象はなく登場人物のブタくんの心情もしっかり伝わってきた
ほぼ無声であることでコチラがキャラクターに感情移入したり考える余白になっていると感じた
私達が生きる現代は情報が溢れかえり、簡単に映像や文章で知りたいことが確認できる
だからこそ無声であるといった足りないものがあることから感じるものがあるのではないだろうか
短い作品なので忙しい方にも是非みてもらいたい
道徳の時間に取り入れて欲しい一作
まず、陽のあたたかさまで感じるようなぬくもりのある絵柄がだいすきだ。
そして短く入るナレーションもすき。
内容は、あらゆる角度から掘り下げられる深みをもった、人生をまとめたかのような作品。子供たちには、これから生きる道の指針としてほしいような内容。
ラストシーンには、『グリーンブック』でのセリフ「寂しさには事前に準備しておくといい」(うろ覚えですが)を思い出した。
油絵に全てが込めてある。
18分という時間でこれほど濃厚に描けるのは何気にすごい。アニメーションも油絵で親しみやすく感情移入しやすくなっている。
チャップリン作品や砂の器の過去の回想シーンなどを観たときにも感じたけど無声映画って感情移入しやすいのかな?
優しいタッチの心染みる社会派アニメーション
ダムを守る豚の少年は、いつもススだらけの顔をバカにされ、クラスメイトにイジメられていた
転校生のキツネの少年との出会いを通して、関係や大気汚染の恐ろしさ描いた、優しいタッチの社会派アニメーション
懸命にダムを守る少年の誠実で優しい性格や、差別されイジメられながら葛藤する姿がノスタルジックな映像背景に描かれて、より一層切なく心に染みる
本作は、アカデミー賞にノミネートされた
ダークだけど、優しい作品。
『ダム・キーパー』鑑賞。
*声の出演*
柄本明
*感想*
YouTubeで期間限定で、公開されていたので鑑賞。
見る前は、あらすじを全く読んでません。この作品は、暗闇から街を守っている子ブタ君と、絵が得意なキツネくんの友情物語でした。
柄本明さんのナレーションが渋くて良くて、他のアニメーションとは違い、全編油絵で描かれたアニメーション。
主人公は、大気汚染から街を守る=ダムキーパーの子ブタ君。しかし、学校では孤独で同級生からイジメられてます。よくあるイジメで、中身はダークです。
しかし、絵が得意なキツネ君が転校してきて、絵を通じて心を通わせるんですが、後半はグッときました。
イジメが絡んだ話なので、ダークな部分はあるけど、優しい。不思議だな~いじめって好きじゃないんだけど、見終わったあと、心が温かくなりました。
この油絵が良いですね。約20分でしたが、とにかく素晴らしかったです。
オススメです!
ブタちゃんが超可愛い
堤大介がピクサーを辞めてまで作り上げた短編作品。泣きました。示唆性と象徴性に富んだ物語とそれを視覚的に伝えるためのアニメーション技術が見事に調和している。なにより主人公のブタちゃんが超可愛い!iTunesで300円
可愛らしいキャラクターに深いメッセージ。
第9回札幌国際短編映画祭(SAPPOROショートフェスト2014)で、
ベスト・チルドレン・ショート賞(小学生たちがオフィシャル審査員として選びました)と札幌市平和賞のダブル受賞した作品。多くの人に指示されるであろう作品ですが、様々なメッセージを含んでいて何度も見たくなる。キャラクターも可愛い。
子供たちが審査し選んだ作品が、オスカーにノミネート!素晴らしい!
<札幌国際短編映画祭に出展していた作品なので、札幌プラザ2.5(400席の劇場)での映画祭2014.10.8~13(6日間で1万人以上の観客動員)で鑑賞しました。>
全12件を表示