クライモリ デッド・ビギニングのレビュー・感想・評価
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自宅にて鑑賞。我国の劇場未公開作で原題"Wrong Turn 4: Bloody Beginnings"。'03年から始まるシリーズの二年振りとなる四作目でシリーズ初となる冬を舞台にしている。エログロ満載だが、肝心のゴアシーンの出来がイマヒトツな上、ストーリーや展開も在り来たり。先天性無痛症の設定の筈なのにナイフで切りつけられると痛がったり、『シャイニング('80)』を髣髴させるA.タタリン演じる“ローレン”の凍死シーンのアップでは瞬きしてたりと、ストーリーを含め全篇を通し作りが粗い。40/100点。
・エロ担当の“ブリジット”役、K.リーブ(本作ではK.ウォンとクレジットされている)が印象に残る。このテのには仕方が無いが、ソレにしても主演のJ.パダヴィック演じる“ケニア”の言動の身勝手さが眼に付く。亦とっておきのグーフシーンとして、見せ場の一つD.アームストロング演じる“ダニエル”がオイルフォンデュの犠牲となるシーンの後ろで動き回るスタッフと思われる人物が写り込んでしまっている。
・鑑賞日:2012年5月27日(日)
展開が微妙
いちいちベッドシーンは必要なのか?
あの3人を閉じ込めて、一人で見張りって頭悪すぎないか?
しかもお約束で寝てしまうし。
友達を殺されたのに、犯人を殺すべきじゃないとかいう偽善ははっきり言っていらない。
倫理や道徳が通じる相手ではないのに、わざわざ殺されに行くような展開がお粗末。
カイルを4人の女の子が滅多刺しにするシーンは、どう考えてもカイルだろって誰でも気付くし脚本が雑すぎて、クライモリ1が大好きな私にとっては同シリーズのナンバリングって事も許せないくらいがっかりでした。
グロければいいという問題ではない。
全滅エンドも残念だった。
グロさ満点
前作より段々とグロさとストーリーがついてきていて、面白くなっている!素晴らしい。
まぁいつも思うけど、この人達なんで見つかんないの?とか人食いばっかりしていたら捜索入るだろ、とか、そんなのは気にしない!
ほんと素朴に何であんなに最強なのか知りたいけれども。
巻き返しの前日談
今回は前日談ということだが、森よりかは廃病院が舞台となり、外は猛吹雪という新しいシチュエーションを加えている。屋内での出来事のためかスケールや行動範囲は狭くなっているが、狭いぶんより近くにいるかもしれないという恐怖を抱きつつ観賞することができる。あの甲高い笑い声が病院内でこだましているシーンはゾッとした。
カメラワークや構成は前作よりも質が高いように思える。相変わらずな部分の方が多いが、最初の犠牲者の血痕を見つけた際のシーン等はかなり不気味で良かったと思う。
今回は3兄弟をしっかり出してくれる為、前作の様なモヤモヤは残らない。その代わり、人間を食料として純粋に狩りをしていた初期の作品と比べると、殺しがいつの間にかゲームの様になっており、いかにグロくして殺すかがアップになってしまっているのが残念。これではただの胸糞3兄弟になってしまうではないか。
ストーリーはお決まりパターンで特にヒネリのある展開は期待できないが、スノーモービルを使ったシーン等雪山ならではの楽しみ?も用意されている。構成は悪くないと思うのだが、いかんせんヒロイン含む登場人物らの行動が目に余る。散々仲間を殺されておいて、立場が逆になって優位になった途端、「殺してはダメ」というベッキー似の主人公や、見張り役のメンズがお決まりの様に寝て殺されたり、感情移入出来ないメンバーが多い。レズの濡れ場が2度用意されていて新鮮だったが、別にそこに新鮮味は加えなくても良いと思うのだが・・・・・・・・・
だが、今までのスタンスで4作目まで作られたら正直飽きるが、ここに来てのこの設定は上手いと思う。前作同様デクラン・オブライエン監督だが、かなり思い入れが強く等シリーズを製作しているのだろうか。
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