「クロージング・テラスハウス」テラスハウス クロージング・ドア 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
クロージング・テラスハウス
6人の男女がシェアハウスし、その恋愛模様を追って好評を博した恋愛リアリティー番組の映画化。
この時点でおかしい。
“映画”なのだから“監督”が居る。
“監督”が居るという事は“演出”している。
ドキュメンタリーならまだしも、“恋愛リアリティー”と銘打ってるのに、演出が加えられているのは明らか。
映画化という時点で恋愛リアリティーに矛盾している。
そもそも、これは“映画”なのか。
若者たちの恋愛を見守るタレントたちの談義が時折挿入され、ドン引きした。
恋愛リアリティーだけなら100歩譲るとしても、映画であれ、必要ある?
メインのリアリティー恋愛ショーもつまらない。
どーでもいい他人の惚れた腫れたを延々見せられ、退屈通り越して苦痛ですらあった。
ここにクロちゃんでも居ればサイコ・ホラーになったのだが…。
って言うか、その“モンスターハウス”ですら途中で飽きてしまったので、まず根本的にこういうのが好きじゃない。
これを“映画”と呼ばせてるのが腹ただしい。
こんなのを映画でやるな!
TVでやれ!
しかし、こんなのが映画として公開され、週末ランキング初登場1位、興行13億円のヒット。
日本ではヒットさせるなら、映画紛いでもアリなのか…?
なら、映画って…。
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