白い沈黙のレビュー・感想・評価
全21件中、1~20件目を表示
未知の世界
幼児誘拐を題材にしたお話。子供を誘拐された夫婦と担当刑事の現在と過去の8年間を時間を行き来しながら描いているので、しっかり見ないと混乱するかも。ただ、誘拐された少女が生きているのは割と早いタイミングで明かされてしまうのでそこはイマイチかも。
諦めたら、事件は解決しなかったかもしれない。
店でパイを買っていたほんの2.3分の出来事。
その間に誘拐されてしまった9歳の少女。
妻から責められ、警察からは精神異常を疑われ、観ているだけで父親の立場が無くなりそうな状況に身につまされる思いでした。
必死に犯人を探すものの、何も手がかりは得られず8年という年月が経過したある日、ネットに掲載されていた児童虐待の写真から娘の姿を発見した母親!
その情報を聞きつけた父親の行動力に脱帽しました!
父親の愛に勝るものなし‼︎
1人孤独に生きてきた父が起死回生の一手を放ち、娘を無事に抱きしめた瞬間、感動で胸が熱くなりました。
「プリズナーズ」とはまた違う感じ!!
凝った構成で最初は分かり辛い部分がありますが、雰囲気が良いので引き込まれます。「プリズナーズ」とはまた違った感じで手強さと不可解さを楽しめました。犯人は最初から分かっているのですが、一体誰なんだよコイツ感が凄いです。全部説明してしまわない所が良いです。
カナダの小さなタルコフスキー?
無関心••3••好/並•••4•凄
無••3••涙/無•••4•固ゆで
無•••4•社会派/大衆••3••狂信
損はしてない/紹介する
俺の満足度 60点
作品賞ノミネート可能性 60%
サスペンスなのに淡々とした映画、それでいて飽きない。雪景色、それも美しいというよりも厳しい風景が多いのに、その映像が心に残る。
カナダの小さなタルコフスキー?
話が散乱
8年という期間の話なので
時系列を変えるという話になっていて
それはそれなりに面白い。
しかし、サスペンスとしての内容はいまいちで、
犯人の事も事件の事も描きが不十分で、
中途半端な印象。
8年間の夫婦と警察の葛藤なのか、
犯人、事件の異常さなのか、
犯人に情がわく?被害者なのか、
事件を解決するプロセスなのか、
何を重点としているのかが
ピンとこないので、だらだらした印象。
どうでもいいけど、
どっかの映画ブログに
「カタルシスの無さが辛い」って記事があったよ。
みんな好きだね、カタルシスとかそれっぽい言葉。
原題は捕虜。サスペンスミステリーとしてみると拍子抜け
児童虐待・小児性愛犯罪は巧妙かつ複雑化していることへの警鐘としてみるべきなのかも。時系列を複雑にしたり中盤まではミステリアスに進むがあっさりしたオチに。
アトム
カナダ映画って他に昔のクローネンバーグくらいしか浮かばないけど、なんかインテリ変態を気取ってていけすかない感じ。しかも変態じゃないし。クローネンバーグはそれなりに頑張って変態なんだけど、アトムはペドフィルじゃないくせに撮るからよく分かんないのが、というか単につまんないのが出来ちゃう。スケートリンクとか雪原とかまともに撮れてないし。
そこそこだが、宣伝に詐欺アリ。
映画としては兎も角、「サスペンスミステリー」としては落第点と言わざるを得ない一本。
ネタが魅力的なのに加え、白とグレーの画面がさらにそれを引き立てている。
加えて所々監督らしい演出の冴えもあり、最後まで物語に引き込まれるのだが。
ふたを開ければポンコツが引っ掻き回し、偶然と思い込みの力技が事件を解決するって…
オマワリ、役立たず過ぎるよ。
劇中の捜査、子供を攫われた家族の傷口に塩をすり込むだけってどうなのよ。
そのくせ刑事同士のロマンスが盛り込まれていたりして。
これって、要るのか?と。
不味くはないが、全体的にピントが的外れな印象がぬぐえない。
かゆいところに手が届きさえすれば良作であった作品。
腑に落ちない点がいくつかあるけれど…。
怖い世の中だな~、と。
子供が誘拐されて失踪。子供が生きているという証拠が8年間過ぎて突然親の目の前にいろいろ出てくる…なぜ?
雪景色の静けさが子供を亡くした親の悲しみの深さを痛切に感じる。
しかし、いろいろ納得できないところがあるんだけど…。
まあ、第一は、なぜ逃げない…?というところ。8年間、あの状況であれば逃亡できるはず。犯人にほんとに加担してた?
だけど、まあ、全編通してはサスペンス感もほどほどで面白かったけど。
アトム・エゴヤンらしいサスペンスで、面白くて引き込まれて観た。雪深...
アトム・エゴヤンらしいサスペンスで、面白くて引き込まれて観た。雪深く荒涼とした土地で忽然と消えた娘を探す親と警察がいがみ合ってるって、「プリズナーズ」と似てるんだけど、こっちは謎解きがなくて暴力も少ない。ライアン・レイノルズを除いてあまり有名な俳優が出ていないのはカナダ映画だから?ライアン・レイノルズも名前はよく聞くけど誰だっけ、と思ったらスカーレット・ヨハンソンの元ダンナやった。
見応えある心理ドラマ
宣伝文句は、読まない方がいい。
予告編は、観ない方がいい。
もしくは、忘れた方がいい。
宣伝文句や予告編を知ってると、
のっけからびっくりすることになる。
まあ、そこで
「ああ、これも宣伝はトンチンカンだったのね」
とあっさりリセットできれば、
そして父親に感情移入できれば、
なかなか見応えのあるドラマとして観られると思う。
父親マシュー(ライアン・レイノルズ)の心理以外は、
ほとんど外っ面しか描かれない。
観ていて殺したくなる程にくったらしいだけの刑事も
思わず旦那を責めてしまう妻も、
その他諸々ほぼマシュー視点。
その辺が気になっちゃうと、不満だらけになるかもしれない。
あと、
時系列が錯綜しているのだが、
その目的がよく分からない。
もう少しすっきりとストレートに見せた方がいいんじゃなかろうか。
逆に、
最後の方の展開のしかたは、
もうちょっとひねりが欲しかった。
言われているほど悪くない
散々酷評が目立ったので覚悟していったがそれほど悪くもなかった。
ミステリよりもサスペンスかな。
リーアム・ニーソンが出てくるわけでもないので当然派手な動きはありません。
時系列が〜というのも普段サスペンス、群像劇をよく見るので慣れがあったのか許容範囲。程よい緊張感を保てた。
どんでん返しが用意されているわけではないけれど、パスカルロジェのトールマンやドゥニヴィルヌーブのプリズナーズが好きな人にはお勧めできます。
全21件中、1~20件目を表示