「犯罪捜査ものではない」白い沈黙 くりあさんの映画レビュー(感想・評価)
犯罪捜査ものではない
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ネタバレありにしたので作品解説的なのすっ飛ばして核心から。
これ、父親マシューと刑事ジェフリーを対比させて、それぞれの心理状態を浮き彫りにする意図をもって作られてるんだと思う。
なので、「8年前」「少し前」「現在」の三つの時間軸があるのは、「キャス誘拐時」「ニコール誘拐時」「現在」と見て女性二人も対応してると解釈すべきだろう。
そして、それぞれの時間がとびとびになるのは、マシューとジェフリーの心象時間を表していて、彼らの関心にそったシーン配置がなされているんじゃないだろうか。
まあ、意図はわかるけど空回りしてるよなぁ。
すごくわかりにくい。せめて、いま画面にうつってるのはマシューパートなのかジェフリーパートなのかもうちょっとはっきりしてればまだわかったんだろうけど。
マシューにスポットが当たってるときのジェフリーは脇役だし、ジェフリーの話のときはその逆だし、ニコールの役割がころころ変わるから、すごく混乱する。
そういう意味で、詰め込みすぎ。星2.5。
内容的には星3.5ぐらいなんだが、演出がわかりにくすぎて辛い。
で、なんで夜の女王のアリアなの?
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