「特に96時間にこだわることもなかろうに」96時間 レクイエム うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)
特に96時間にこだわることもなかろうに
シリーズだから、どうしても、時間との戦いを強調せざるを得ないのでしょうが、今回は、自分が警察から追われる立場になりながら、殺された妻の復讐と、身の潔白を96時間以内に証明してみせるというお話。
目新しくて斬新だった一作目からは、見る影もなく迫力が失せて、タイムリミットの設定も、特に説得力がない状況なので、「別に96時間じゃなくてもいいじゃん」と思えるような内容でした。
この作品に前後して、リーアム・ニーソンの主演作に一人で戦う主人公の設定が集中したことから、アクションの凄みも切れ味を失ったように感じます。
これで、シリーズを終えてしまうには、ちょっと消化不良の内容でした。
2020.9.3
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