「人を繋げる食という架け橋」映画 深夜食堂 shinさんの映画レビュー(感想・評価)
人を繋げる食という架け橋
本当は皆んな誰かと繋がりたい。悩みとか過去を曝け出して。でも恥ずかしかったり、不器用だったり、自分の殻に閉じこもって、他者との繋がりを拒んでしまう。
小料理屋や小さな居酒屋で隣り合わせた人とお酒や食事を通して打ち解けるなんてよくある話。でもこの映画のようにディープな身の上話までできるか、というとなかなか抵抗があるのでは。だからこうした人情味溢れるお話に憧れる人が多いのではないでしょうか。
原作もドラマもチラ見程度であまり詳しくないのですが、ドラマの拡大版といった感じ。正直あまりストーリーに引き込まれず、登場人物のエピソードにも共感は得られず感情移入も出来ませんでした。それに昭和感が強すぎて、綺麗な映像に引き込まれはするけど、現在という設定としては違和感がありました。
ただ、味のある役者さん揃いでメインからサブの人たちまで皆の演技は本当に刮目に値します。
言い方は悪いですが、なんとなくぼんやり見るにはうってつけかな、と思いました。但し、空腹のときに見てはダメですね。
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