映画 深夜食堂のレビュー・感想・評価
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本編と同じで小話がいくつかあるスタイル
ドラマ視聴後にこちらを視聴。
本編と同じような感じで、30分くらいで一話でした。
ただ、本編と違って常連同士などであまりつながりがなくてそこが不満でした。
全体の内容や雰囲気はとても良かったのですが、
ドラマ本編の最後のシーンから疑問だった警察官。
オダギリジョーである必要はあったのか、、。
旅人だった時を思い出してしまい、集中できません。
多部未華子ちゃんの演技が良かったです。
骨壷の件、田中裕子の演技が正直温度感が違うなー、という感じでした。(個人の感想ですが。)
雰囲気をふいんきと言っているところも嫌でした。
役作りの一環でしょうか?
エピソードは好きでした。
ゲンくんを見るときんぴらごぼうのエピソードを思い出して泣きそうになります…
【昭和の香り漂う、素敵な真夜中の食堂で起きる細やかな人間模様を豪華出演陣で、描いた作品。】
ー 私事で恐縮であるが、この映画の原作である「深夜食堂」は全巻我が家にある。
但し、総て家人が購入したものであり、私は時折読ませて貰っていた。
私の好きな漫画は”故、谷口ジロー"氏の「孤独のグルメ」である。
だが、「深夜食堂」には、遥かなる昭和の時代に必死に生きていた人々の姿が描かれている気がするのである。-
◆感想
・ドラマは観ないので、初鑑賞であるが余りの出演陣の豪華さに驚いた映画版の作品である。
・オリジナルにはなかった多部未華子さん演じるみちるを軸としたストーリー展開がされて行く。
様々なオリジナルメンバーを絡めての作品構成は、散漫に感じる箇所はあれど、面白く鑑賞した作品である。
<今作は、私の様なショートスリーパーには非情に危険な作品である。
夜10時以降には、酒は当たり前として食事をするなどもってのほかであるが、名古屋発祥の卵の上のナポリタンや、だし巻き卵などはちょっと美味しそう過ぎてどうしましょう・・。
面白き作品でありました。多部未華子さんって、ヤッパリ凄いなあ・・。>
料理ができることって損しない
深夜0時~朝7時まで営業する居酒屋に集う人々を描く、エピソード集で、今回3話構成になっている。それぞれ健気に生きるひとびとのぶつかりと愛情が随所にみられて、スパイスが聞いた料理のように味わえる。その話しを象徴するような料理名がタイトルになるのがおしゃれ。
主人公のマスターがエピソードに大きく関わることはないが(とろろご飯編は関わるが)、静かに見守る視線は熱いながらも冷静で老成した落ち着きを見せる。どんな経験をしてきたかはわからないが思索深いひと、思いやりのある人なんだなと思うし、料理がうまいひとって、相手の気持ちがわかる人だと思う。
地方と東京の対比、方言と標準語の対比が、話しの幅をもたせていて、東京という街の憩いにはこうした様々な一見さんが知り合いや友達になれるような場所が必要なんだと思える。東京は田舎者の集まり、とはよく聞くことだが、それはそのままでは点のままで、そのつながる場所は必要だし、そんな場所にも行ってみたいと思う。
また、料理ができることって損しない。人は結局、シンプルで、何もしなくても何をしてもお腹が減る。それを満たすために、食事をおいしく提供することって、それができるだけで人の役に立てるし、何より自分の生きる術を身に着けることでもある。特に、家庭を仕切るときって必ず料理ができることが必須に思える。そんなことを思わせてくれる映画。
ドラマの雰囲気そのまま。 個人的には「ナポリタン」と田中裕子が出て...
ドラマの雰囲気そのまま。
個人的には「ナポリタン」と田中裕子が出てきたエピソードがよかったな。
常連さんとかもし出すコメディ感が好き。
鉄板のたまごの上にのったナポリタン、美味しそうだった~。
ウインナーや卵焼き、どれもそそられます!
また、ドラマにはないお店以外のマスターを観れるのは映画ならでは。
ゆったりと心地よい映画です。
3話のオムニバス。どれも女が男を振る話。多部ちゃんの話が1番良かっ...
3話のオムニバス。どれも女が男を振る話。多部ちゃんの話が1番良かった。存在感ある女優。に比して田中裕子はなんか痛かった(笑)
昭和臭がたまらない。ドラマ見たくなった。
J:COM
そうめんカボチャと玉子焼
2022年5月1日のJcomでの放映(ノーカット)を視聴。2015年公開の本作、小林薫がこわもて(左目に縦の切りキズあり)のマスター役。テレビドラマのシーズン1(2009年)を全部ではないが見ていた。とても好きな作品。ドラマを見ていると、常連客の背景も重ねて楽しむことができて、厚みが増すこと請け合い。小寿々(綾田俊樹:卵焼き)と剣崎竜(松重豊:タコさんウインナー)、マリリン(安藤玉恵:ミディアムレアの焼たらこ)、お茶漬けシスターズ、忠さん(不破万作:小林薫とおなじく状況劇場出身の名脇役)、小道(宇野祥平)、ゲン(山中崇)、刑事の野崎(光石研)とペアの篠原ゆき子、交番の巡査(オダギリジョー)、洲崎飯店のオカモチ(野嵜好美)など。
そして、2020年7月に食道癌で亡くなった鈴木常吉によるテーマソング「思ひで」の素朴で悲しげなメロディーが独特の味わいをかもし出している。鈴木常吉のアルバム「せいご」は高田渡、忌野清志郎から絶賛されたという。今頃、あの世で仲良くやっているかな?
【ナポリタン】【とろろご飯】【カレーライス】の3部構成。冒頭、マリリンがお土産の鯖寿司を出そうとして見つけた、紙袋に容れられ店の隅に放置されていた誰のものかわからない骨壺が最後の【カレーライス】のサブモチーフとして後々効いてくる構成になっている。
【ナポリタン】
不動産会社社長のパトロンが心臓発作で急死して、遺産の一部を貰い損ねたオメカケさんの(高岡早紀)と若いお客さんのはじめくん(柄本時生)が急接近。ナポリタンは小さい頃のごちそうだったと話す高岡早紀。いっしょに住む計画を立てるほどだったが、パトロンの遺産を貰えることになって、あっさり棄てられる。はじめくんはお城のプラモデルが趣味のオタクだったが、お別れにワインを持ち込んで来た高岡早紀にわざとプラモデルを壊される。常連客から総すかんを食って、めしやをあとにするに高岡早紀がゴールデン街の店に寄り、テナント料(みかじめ料?)7万三千円を集金する。歌舞伎町の不動産会社の賃貸物件の権利を相続したのか、しっかりしてる。
みかじめ料だとしたら、やくざの親分の妾になったんでしょうね。
小道が桜の塩漬けを自作して、一儲けしょうとしたのをからかわれるシーンがあるので、春。
【とろろご飯】
新潟の親不知から東京に流れ着いたみちる(多部未華子)。汚い服に煤汚れた顔。首からタオルをかけている。みちるはとろろご飯を頼む。マスターがとろろご飯用の麦飯を店の裏で土鍋で炊いている隙に先に出された三品を急いで食べ、無銭飲食をしてしまう。しかし、数日して謝りに戻って来た。お詫びに働かせてくれと申し出る。マスターは右手の腱鞘炎が悪化していた為、包丁三本を鮮やかに研いでみせたみちるを期間限定で採用。夏の暑いなか、汗臭いみちるに風呂代を渡して、銭湯♨️に行かせる。みちるの作った卵焼きをマスターが作ったと思う常連客たち。たまに来る料亭の女将千恵子(余貴美子)にも一目置かれた。店の二階に住込みで働き初め、仕入れの先の八百屋へも。新潟名産のそうめんかぼちゃ(糸かぼちゃ)を見つけ購入。マスターに料理を披露し、常連客からも好評を得る。新潟弁丸出しで、夏バテで食欲がないときお婆ちゃんがよく作ってくれたんですと言う。可愛過ぎ。みちるは親不知の居酒屋に勤めていたときに長谷川という男(渋川清彦)に騙され、貯金を下ろされ、失踪されて、ゴールデン街にたどり着いたのだった。しかし、その長谷川がみちるを追って、暖簾をくぐって来た。交番巡査のオダギリジョーが咄嗟にみちるの恋人役の芝居を打って、長谷川を追い出す。料亭の女将の千恵子はマスターにホノ字で、二階に住み込みのみちるに手を出してないか気にしている。常連客の接骨院に行ったらすっかり腱鞘炎が良くなったマスター。なめろうを叩くマスターを見て、悲しげなみちる。両親が生まれて直ぐ離婚し、祖母に育てられたみちる。子供の頃の母子家庭の同級生のヒデコちゃんの話。中学生2年の時に母親が亡くなり、香典の代わりに卵焼きを作ってヒデコに持っていった話。泣けます。「その卵焼き、また誰かのために作ってあげてね。」割烹着姿の多部未華子が素敵。余貴美子の料亭に引っ張られる。めしや最後の日、「みちるちゃん、今日が最後だから、食べたいものがあったら言ってよ。作れるものだったらなんでも作るよ」と、いつものセリフに、とろろご飯を頼むみちる。きっと、お婆ちゃんの思い出味なんでしょうね。満を持したのように鈴木常吉の思いでが流れます。多部未華子がたべ終わると、屋台でみちるが買った風鈴を小林薫が、これ、貰っていいかな?この音がないとなんだか落ち着かなくってねと言う。銀杏の話も出てきて、すっかり秋。
【カレーライス】
常連のサヤ(平田薫:唐揚げとハイボール)がボランティアに通う東日本大震災の被災地で世話になった先輩ボランティアのあけみ(菊地亜希子)を連れてきた。妻を津波で亡くし、仮設住宅に住む謙三(筒井道隆)は親切にしてくれるあけみに惚れて、プロポーズしてきたが、あけみは気が乗らなくて、最近は行っていない。とうとう、謙三は新宿のめしやまでやって来た。観光バスのバスガイドを始めたサヤのバスに乗って来た謙三。上野駅の集団就職の説明の下りで「金の卵」の卵が出ない。一番前に座った謙三が「玉」と教える。そのまま「金の玉」と言ってしまうサヤに乗客がどっと沸くサービスシーンあり。
前に踏み出すためにあけみにすがりつこうとする謙三。上司との不倫の傷を癒そうとボランティアを始めたことをマスターに打ち明けたあけみ。
マスターは例の骨壺をお寺で供養することに、前の晩、安置していた二階から宇野祥平が下ろして来て、カウンターに置いて供養に皆で飲もうというが、謙三は皆で呑んでいるだけじゃ意味がない、仏さんにも飲ませてやると言って、いきなり忠さんの徳利の酒を逆さまにして骨壺にぶっ掛けた。忠さんたちが怒って、仏さんに失礼だと言って揉める。骨壺の蓋を開けると中には骨はなく砂のようなものが。謙三は遺体が見つからない妻の骨壺に思い出の砂浜の砂を入れたから、気持ちがわかると。そして、前に足を踏み出すために、偽物の骨壺を店に置いていった人の気持ちもわかると。でも、こんなことでしあわせになれるはずないのに誰かにすがりつきたかったんだと言う謙三。店の裏でそれを聞いていて、へたりこむあけみ。
菊地亜希子。綺麗な人ですね。惚れてしまうのは当然ですよね。多部未華子に雰囲気も似ています。やけ酒に酔いつぶれた謙三を泊めてあげて、翌日、カレーライスを謙三に「うちのカレーは二日酔いに効くんだよ」と差し出すマスター。あけみのカレーライスと同じだと気が付く謙三。あけみは炊き出しのカレーライスの作り方をマスターに教わっていたのだ。バスで被災地に帰って行く謙三を見送るサヤとあけみ。またカレー作りに行っていいですかと聞くあけみ。是非ともお願いしますと答える謙三。二人とも、改めて踏み出せそうでよかったね。
ハロウィン🎃のカットのあと、後日、骨壺の持ち主(田中裕子)が店に現れる。
愛人を作っていなくなった元旦那(アパートで孤独死)が大事にしていた甲子園の土だと言う。本人の骨はどうしたんでしょうね。くさい芝居(セリフ)の田中裕子がこれまでのいい雰囲気をかき乱した感じがして、残念だった。蛇足だった。いらんかったよ。
小雪のちらつく師走の夜。集まった常連客のもとにみちるがお重に炊き合わせを作って届けに来た。マスターはお礼になんか作るよと。みちるが頼んだのはまた【とろろご飯】だった。そこへまた、「思いで」がエンドロールとともに流れる。
泣けるねぇ。
テレビドラマそのままの世界観
テレビドラマの世界観そのまま映画にした感じ。
逆に言うと映画にする意味はあまりなかったように思う。
それでもテレビドラマ同様に観ると十分満足できた。
この作品の良さは、登場人物に感情移入できる面とそうでない面の両面があり、ストーリーも控えめというかあっけない余韻が残るところだと思う。
小林薫と常連客の演技には安心感を覚えるし、この映画で特筆すべきは多部未華子の魅力。
彼女はどの作品でも配役を自然に演じていて、滑舌の良さも個性的なルックスも好印象がある。
しかしながらコロナ禍の状況では「めしや」は絶対廃業だね。残念無念。
漫画、テレビ、映画と、すべて雰囲気が壊れてないのが良い。
激しいアクションもびっくりするようなエピソードもないので「映画にする価値があったのか」という意見も出てきてしまうけど。
田中裕子のエピソードは消化不良だなぁ…
テレビドラマみたい
エピソードが3つあるが(料理のメニューが3つ出てくる)、どれもそれなりに面白いが、それぞれがちょっと短すぎてやや消化不良気味となってしまう。あえて3つにしなくて、1つでもよかったのではないか。
美談にならないところがいい
素朴なおいしいものと共に、大人の人間ドラマが進んでいく。人間くさいの、それがいい。
あ、オープンニングの新宿のヤマダ電機のカバーが外れてる。テレビ版の時はまだ工事中だったのですよね。
テレビシリーズに引き続き、毎回レギュラー陣もゲストも、役者さんがとてもいい。
やっぱり小林薫さん、素敵だなぁ。
マスターの人柄にもよく似合ってるというか、
演者としてうまいからかなぁ。
セットといい、衣装といい、空気感がとてもいい。
松重さんが出てるのよね。
「深夜食堂」
「孤独のグルメ」
と、最近始まった「名建築と昼食を」が
自分の中での三大食ドラマかなーー
あ、きのう何食べたも捨てがたい…
テレビシリーズを見ていた人は、深夜食堂に集まるメンバーのストーリーを思い出して楽しめるだろうし、初見の人でも楽しめる展開だと思う。
不破万作さんとか、余貴美子さんとか、三石研さんとか、ほんといいなぁー。
大好きなんだけど、なんとも長く感じるのはなぜだろう。
自分の環境が目まぐるしいから、このゆったり進む時間のペースにギャップがあるのかもしれない。
こんな行きつけいいよなぁ。
人を繋げる食という架け橋
本当は皆んな誰かと繋がりたい。悩みとか過去を曝け出して。でも恥ずかしかったり、不器用だったり、自分の殻に閉じこもって、他者との繋がりを拒んでしまう。
小料理屋や小さな居酒屋で隣り合わせた人とお酒や食事を通して打ち解けるなんてよくある話。でもこの映画のようにディープな身の上話までできるか、というとなかなか抵抗があるのでは。だからこうした人情味溢れるお話に憧れる人が多いのではないでしょうか。
原作もドラマもチラ見程度であまり詳しくないのですが、ドラマの拡大版といった感じ。正直あまりストーリーに引き込まれず、登場人物のエピソードにも共感は得られず感情移入も出来ませんでした。それに昭和感が強すぎて、綺麗な映像に引き込まれはするけど、現在という設定としては違和感がありました。
ただ、味のある役者さん揃いでメインからサブの人たちまで皆の演技は本当に刮目に値します。
言い方は悪いですが、なんとなくぼんやり見るにはうってつけかな、と思いました。但し、空腹のときに見てはダメですね。
良くも悪くもドラマと同じ温度感。 わざわざ映画にする意味あるのか…?
小林薫主演の大人気人情グルメドラマ『深夜食堂』の劇場版第1作。
東京の片隅で、深夜だけ営業している定食屋「めしや」。様々な事情を抱える人々が、今日もこの店に集う…。
○キャスト
剣崎竜…松重豊。
野口…光石研。
小暮…オダギリジョー。
本作からのキャストとして、訳あって「めしや」で働くことになる女性、栗山みちるを演じるのは『フィッシュストーリー』『君に届け』の多部未華子。
「めしや」に置かれていた骨壷の持ち主、塚口街子を演じるのは『もののけ姫』『ゲド戦記』の、レジェンド女優・田中裕子。
みちると因縁のある男、長谷川タダオを演じるのは『さくらん』『ゴールデンスランバー』の渋川清彦。
原作は未読だが、ドラマ版はシーズン3(本作が公開された段階での最終シーズンであり、この後シーズン4&5が作られる)までは鑑賞済み。ドラマ版では何度も涙しました…😭
監督はドラマ版でも監督として参加している松岡錠司さん。
記念すべき第1話や、マイベストの1つである第6話、涙なしでは観られない第11話、胸が締め付けられる第20話、谷村美月がキュートな第24話など、彼が監督したエピソードは名作が多い。
ドラマ版が好きなだけに、映画化には向かない作品だよなぁ、とは思っていた。
都会の片隅で生きる人々の、良くも悪くもこじんまりした物語の作品なので、30分という尺ならまだしも120分という長尺はちょっと厳しいんじゃないの?なんて。
製作サイドもそう思ったのか、本作は3つのエピソードからなるオムニバス作品となっている。
…うん、気持ちはわかる。1つのエピソードを120分で展開するのは厳しかったんだろう。
でも、3つの独立したエピソードを並べるだけじゃ、ドラマとなんの違いもないじゃない。
映画独自の『深夜食堂』が観たかったのに、ドラマの延長を観させられたらやっぱりガッカリする。
「めしや」で持ち主不明の骨壷が見つかる…。という掴みは最高だと思うんです。
これまでとは一味違う、サスペンス的な展開が期待できた。
でも、結局この骨壷のエピソードがなんか有耶無耶、っていうかギャグ的な展開で終わったのにはガッカリ…😞
せっかく掴みは良かったのに、それを上手く活かせていなかった。
オムニバス形式にするのであれば、それぞれのエピソードが最終的に骨壷のエピソードに集約していくとか、そういう仕掛けが観たかった。
ただ短編のエピソードを並べただけじゃあねぇ。ドラマ観ればいいじゃんって話だ。
特に第1話の「ナポリタン」。あれ、特に面白くないし感動もしないし、なんで映画にしたのか不明。
第2話の「とろろご飯」が本作の中心となるエピソードであり、尺も1番長い。たしかにこのエピソードは中々良い。
多部未華子って特別美人って訳では無いんだけど、すごく華がありますよね🌸✨
本作の多部未華子もすごく魅力的だった。ドラマ版でレギュラー出演して欲しいくらい。
彼女の物語をもっと掘り下げて、90分くらいの中編にしてしまえば結構良い映画になったんじゃないかな。
第3話は如何にも『深夜食堂』らしい、ビターでシビアな物語。
こういうエピソードは嫌いじゃないんだが、ドラマで十分だな。
特にレギュラーメンバーの紹介なんかはないんだけど、一見さんでも十分ついていけると思う。元々ストーリーのあるドラマじゃないからね。
むしろ全くドラマを観たことがない人の方が、「めしや」の雰囲気に新鮮味を感じることが出来て楽しめるかも。
いずれにせよ、個人的には満足することが出来ない作品だった。
やっぱり『深夜食堂』は、30分くらいの尺をのんびりと観るのがお似合いだと思うなぁ。
ここに行ってみたい!と思えれば満点!
月に8回ほど映画館で映画を観る中途半端な映画好き。
なので専門的過ぎないライトな紹介を書いてます。
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ドラマもコミックも未経験です!!
とにかく丁寧に作り込まれた
懐かしさを漂わせる路地裏の古い「めしや」のセット!
それだけで今では十分ファンタジーですよね。
その「めしや」に、いわゆるグランド・ホテル方式と言うのか
ざっくりと4つの話に季節を追う形で別れていて
それぞれのエピソードに主役級の実力者が
店の客として現れて話が始まる。
その1つ1つのエピソードが
現実に有りそうなシチュエーションで
ちょっと心が痛かったり、優しい気持になったり
大人のファンタジーとしてちょうどいい感じ。
良い雰囲気の店やコミュニティがあって
美味しそうな食べ物やお酒が並ぶ映画では
自分もそこへ行ってみたい!
出演者達の隣に座って自分も一杯やりたい!
そう思わせられたら、その映画は大成功!!
と私は常々思っているけど
この映画もそこはもう満点!五億点!!
常連客が織りなすそこはかとないおかしみがたまらない~~。
寒い日に暖まりに行くのに丁度良い映画ですわ。
小林薫がしみじみいい味をかもしだす。
深夜食堂は深夜ドラマで見て、その独特の世界観にひかれた。マスターの小林薫がしみじみと優しい。多くは語らない。しかし温かい、心に響く、その相手を思いやる言葉かけをぽつりぽつりと語りかける。無駄な言葉が何一つないんだな。
ドラマはいつも豚汁を作るシーンから始まるが僕は豚汁が大好きで人生の最後の食事はこの店の豚汁が食べたいと見るたび思うようになった。
1話.ナポリタン
見ていて気づかなかった。主役となっていた水商売の女が高岡早紀だったんですね、エンドロールではじめて気づいた。高岡早紀は年齢上がってから痩せてきれいになったね。この話はあまりどうという話ではなかったかな。ヤクザの人がたこさんウィンナーを食べてたのが笑えたし美味しそうだった。
2話.とろろごはん
多部未華子が主人公でした。なんか聞いたことあるような訛りだなと思ったら、私と同じ新潟の上越地方、親不知の出身という設定。なじみがあるわけですわ。
無銭飲食して謝りに来た多部未華子を、手を怪我していた小林薫が雇って家にすまわせてあげる話。なんて優しいんだろう。多部未華子の作った卵焼きを見て私も卵焼きが食べたくなり作って食べました。出てくる料理とエピソードなどがうまく絡みあい、なんとも温かい人間ドラマが生まれている。食は生きる事につながるから、大事だし、食をテーマにしたドラマが温かくなるのは必然なのだなあ。
多部未華子が余貴美子の店に雇われるんじゃないかとは想像はついたが、ハッピーエンドで良かった。オダギリジョーも警官として面白いキャラクターとして登場する。他にもたくさんの脇役がすべて、みんな必要不可欠で、人情味溢れ、飾らず、人間臭い、哀愁が漂う。人生のすいもあまいも知り尽くしたもの同士が集まり語り合う。こんな温かい酒場あったらいいのに。
3話.カレーライス
筒井道隆が片思いで、女を追いかけて上京してくる話。震災で妻を無くした時にボランティアとして助けてくれた女に恋してしまう話しだ。女のほうも真面目で彼に真剣に向かいあい、自分の偽善心みたいなものに罪悪感を抱いて思い悩む。
まあ、みんな出てくる人がいい人ばっかりなんである。
あまり大きな波乱の展開など全くなく、終始、淡々とストーリーが進んでいく。
映画になったから、みんな話がつながってましたね。
すごく面白いというわけではないけれど、しみじみとする、自分の人生を振り返り、思い返させてくれる、そんなドラマと人々です。
これといって悪くもなく、程よい気楽さで見ていられる。ただ、ずっと見...
これといって悪くもなく、程よい気楽さで見ていられる。ただ、ずっと見ているうちそもそも論ではないが、設定に無理があるように感じられた。というのも始まりテロップの語りから深夜0時に開店する食堂というシュチュエーションなのに来てる客(登場人物)が飲み屋商売とか深夜タクシー関連の人々ならいざしらず、会社帰りのOLとかサラリーマン、学生等々おおよそ深夜には縁遠い人たちが普通の夕刻に来店してきたかのような感覚で訪れるのは見てて不自然さを禁じ得ない。しかも、野球帽かぶった老人風の常連客オッサンがあんな時間帯に定食を食っているのも笑う。(普通、寝てない?)ただ、映画だからそこらの設定は無視して見ようと思えばそれはそれで。そこに集う人間模様の展開は派手さはないものの感情移入できておもしろい。
多部未華子が凄い
ドラマ版が素晴らしかった為鑑賞。俳優陣が素晴らしかった。ただし、何編かのオムニバス形式で繋がりも特にないため、映画として見たときに蛇足感を感じる仕上がりとなり、映画にした理由が読み取れない。最後の骨壷の話は、その前のカレーライスの情緒の余韻に浸ることを許してもらえず、本当にいらなかった。
全100件中、1~20件目を表示