流星(1999・香港)のレビュー・感想・評価
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April Fools' day だけどこれは嘘じゃない
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張國營(レスリー・チャン)没後20年として1日限定公開された本作。
20年前の4月1日、彼は自らの生命を絶った。
数々の作品に出演している彼だが、この流星は当時、アジア通貨危機により香港国内での映画製作が困難を極めた中、無償で映画を製作し、収益からギャラを配分する
〈創意連盟〉プロジェクトの作品として製作されたーー。
そんなことは無論一切感じさせない。
レスリーも子役ミンのエリクソンも、ピュアで本当の父息みたいだった。
2人を囲むキャラクターもとても愛らしくて、
なのになぜウェイさんはランさんを病院に連れていかなかったのだろう?
ウェイとミンが繋がり続ける道はなかったのだろうか…
別れと再会が交錯する。いつかはみんな星になる。
作品に登場するキャラクター達の、ミンを囲むひと時の生活や時間は流星のように数多流れゆく星のほんのひと時に過ぎないのだろうか。
けれど砂浜で3人が流星を眺めていたように、無邪気でどこか切ない思いが込み上げてくる気がした。
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