「計算し尽くされたストーリー。これが新時代の〝ホラー映画の作り方”。」シアター・ナイトメア 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
計算し尽くされたストーリー。これが新時代の〝ホラー映画の作り方”。
【賛否両論チェック】
賛:ホラー映画を作って、なおかつ自分が捕まらないよう綿密に練られた計画が圧巻。全て主人公の思惑通りに展開していく様子が、ある意味痛快。
否:ツッコミどころを挙げればキリがない。深く考えないのがベスト。
一言でいうと、“新感覚”の映画です。「地獄でなぜ悪い」のサスペンス版といった感じでしょうか。何も知らないカップルが、知らず知らずの間に1つのストーリーを演じさせられてしまう様子が見事で、ラストのスチュワートの恐るべき筋書きも鳥肌もの。「存在意義をなくした映写技師のリベンジ」っていう設定も、妙にリアルです(笑)。
厳密に考えると、ツッコミどころは多々あるわけなんですが、それを差し引いても思わずハラハラしてしまうこと請け合いの、異色サスペンスです。普通の映画に飽きてしまった方に、是非オススメです。
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