「カワバンガ」ミュータント・タートルズ SCARSさんの映画レビュー(感想・評価)
カワバンガ
ミュータントタートルズは1984年にケヴィン・イーストマンとピーター・レアードによるアメリカンコミックが原作であり、日本ではアニメがNHK衛星第二の「衛星アニメ劇場」やテレビ東京で放送されたものである。
その劇場版でリブートに本作は近いものである。(過去に実写作品が3作あるため)
内容としては実験動物として飼われていた4匹の亀と一匹のネズミが実験場火災により地下へと少女の手により逃がされた・・・そして時はたちニューヨークの街をシュレッダー率いるフット軍団が犯罪で恐怖に陥れる中突如そのフット軍団に対抗する謎のヒーローが現れた・・・
感想としてはまず予告を見てハードルを上げ過ぎたせいかなんか中途半端な満足感といったのが正直なところです(笑)
小さい頃の記憶で詳細は記憶があいまいですがミュータントタートルズは好きでよくファミコンのゲームをやっていた記憶があります(あの頃は難しかったw)
なのでミュータントタートルズは全くの無知識ではなくある程度の登場人物程度は知っていました。
良かった点はアクションです。これはマイケル・ベイのお家芸であり新な工夫も欲しかったところですが安定のというべき高水準のアクションは見応えがあります。
特に本作一番の見どころであろう雪山のシーンは凄く迫力があります。
あとは登場人物のディテールが細部にわたって細かく表現されてて凄い良かったと思う。(タートルズの個々の表情や動き、シュレッダーの鎧とか)
これはより個人的な感想ですが予告が最高ですね!本当に予告作る人は凄いです。今回は予告を観て観に行きたいと思いましたから
悪かった点は、やはり人間と対峙したときの多少の異物感が否めません。(これを言ったら元も子もないですが)
次に脚本というかストーリー展開。この手のアメリカ映画は何も関係ないとされていた主人公やヒロインが実は世界(世の中)を救うきっかけになりドンパチやってヒーローが悪を倒すがプロットですが今回のヒロインは身勝手過ぎますね・・・
すべてといってもいいほどヒロインのせいで物事が悪化します(笑)
まああと色々と突っ込みどころがありますがそれはしょうがないとして最大の良くない点は吹き替えですね・・・これは違和感だらけで自分は吹き替えでしか観る時間が合わなかったですががっかりの一言に尽きます
正直映画の吹き替えを一人二人ゲストで招いたところで観客動員数は増えると思いません。
なのでこういう吹き替えはプロに任せてほしいと思います。(二人に対しては素晴らしタレントと芸人なので文句は全くありません)
それとこれは個人的体感ですが3Dで観なくてもいいかと思います。特にREALDでは。
別にそれほど3Dでの利点的な映像も多くはなかったですし料金的わざわざ高い3Dで観る必要はないかと思います。
小さい頃の記憶にあったミュータントタートルズを今リブートで観れて率直な感想としては嬉しかったですね。続編もすでに計画されているみたいなのでそれに期待です。
こういう映画は映画館のデカいスクリーンで観るのが一番良いと思うので観れる方は是非映画館で。
※主題歌の日本語バージョンを作ってプロモーションしているんだから吹き替えのエンディングで流すくらいことはするべきかと