「新鮮でよくできていて人間臭さも◎」ゾンビ・リミット ツネさんの映画レビュー(感想・評価)
新鮮でよくできていて人間臭さも◎
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普通ゾンビと題名に付くとゾンビがドンドン感染していって主人公たちがドンドン殺されていってヒロインだけ生き残ったり、終わり方も腑に落ちないけど、まぁゾンビとの激闘が楽しめたし良いか♪ってなるのだが、これは全く逆の作り方で非常に面白かったです。
なんせ最初からゾンビに感染しても抑制できる薬が開発されているんですから。うわこれ新しいなとすごく見入ってしまった。
ゾンビとの激闘を楽しみにしていたなら評価は下がるが、そんなこと思わせないような演出が効いている。
薬を奪い合う描写やその経緯などはすごく人間味があって共感できるのでこの監督は非常にリアルを大事にしている人かなと思った。
唯一分からなかったのが途中で彼氏が銃を所持しようと考えたのを主人公がすごく否定するシーンです。銃所持に厳しい州なのか?やはりあちらの銃所持の感覚はよくわからない。
その他はほぼ満点でした。
クライマックスも世界としてはハッピーエンドだが主人公としてはかなりのバッドエンドであり、こういった同居感の感覚を覚えさせる作りもすばらしい。
最後のカットも主人公がこれから復讐劇に燃えそうななんとも不気味なものであり非常にリアルであった。
なんか気軽にすばらしい映画を観てしまったという感じです。
ゾンビ映画だけどゾンビ映画でない、ゾンビという要素をうまく使ったヒューマン映画といったところ。
いやー女って強いですね笑
評判の作品よりも余程楽しめたので勢いで☆5にしてしまいましたが厳しくみても4,5ですね。ぜひおすすめしたい作品。
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