「醜終」ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション フットさんの映画レビュー(感想・評価)
醜終
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前作は話にならん程退屈だったが、いくらなんでも二部に分けたんだから、それなりの盛り返しに期待するのは四部付き合ったら当然。
しかし、なんら前作の流れ・雰囲気がだらだら続くだけ!!!
最悪の出来。原作があるし忠実なのはいいが、映画として魅せ方はいろいろあるだろうに・・・
前作あたりから、見せ場よりそれぞれの心情の葛藤を描きたかった転換は理解できるが、監督が凡人なんでしょう。「ダークナイト」シリーズと比べるのは酷だけど、これだけのスターを起用してんだから、それなりの重厚度は出たはず。本当上辺っ面だけで、ソレをやるには薄っぺらすぎる。
ジェニファーはじめ、終盤はジュリアン・ムーアまで引っ張りこんで来て、あのザマ(そうなるのは原作通りで仕方ない)。もし5分彼女にアドリブで最期を演技して下さい・・と言ったらオスカー女優の貫録をみせただろう。ウッディ・ハレルソン・フィリップ・シーモア・ホフマン・ドナルド・サザーランド他全てソレ。妹プリムとの別離はあの演出でいいのか?ネコのエピソードで少しは救われたが、ボンクラ演出で哀しすぎる。一番心に響いたのはエリザベス・バンクスの最後で、あの心底哀しい表情がこの映画の出来を象徴している。
前作で興行コケ、評判コケもあり、初週でさえ大スパンのハコ、アトモスをおさえなかったTOHOシネマズの勝利。無理やりIMAXは、もはや偽善募金だ。
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